Excelでデータの平均を計算する際に、0を除外したい場合があります。
0を除いて平均を出したい場合、AVERAGEIF関数を使うことで簡単に0を除いた平均を計算することができます。
AVERAGE関数だと0を含んで平均が表示される
下の図のようにAVERAGE関数を使用すると、平均する範囲に0があると、0も含まれて平均が表示されます。
![AVERAGE関数は0も含んで平均が表示される](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/05/Excel_AVERAGEIF_exclusion1.png)
平均する範囲内の0を除いて平均を出したい場合は、AVERAGEIF関数を使うと簡単に求めることができます。
AVERAGEIF関数の基本的な構文
AVERAGEIF関数の書式は以下の通りです。
0を除いて平均を出す方法
AVERAGEIF関数を使用して、0を除いて平均を出す手順は次の通りになります。
平均を出すセルを選択します。(①)
「数式」タブをクリックします。(②)
「関数ライブラリ」グループの「その他の関数」をクリックします。(③)
![平均を表示するセルを選択し、「数式」タブの「その他の関数」をクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/05/Excel_AVERAGEIF_exclusion2.png)
「統計」を選択します。(④)
「AVERAGEIF」をクリックします。(⑤)
![「統計」から「AVERAGEIF」をクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/05/Excel_AVERAGEIF_exclusion3.png)
「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。
引数の「範囲」に平均を計算するセル範囲を指定します。(⑥)
今回の例では、セル「C4」~「C13」を指定します。
![「範囲」に平均を計算するセル範囲を指定する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/05/Excel_AVERAGEIF_exclusion4.png)
「条件」に「"<>0"」と入力します。(⑦)
「<>」は「ではない」という意味なので、ここでは「0ではない」という条件になります。
※今回の例のように、負の数値がない場合は、「">0"」(0より大きい)でも大丈夫です。
![「条件」に「"<>0"」と入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/05/Excel_AVERAGEIF_exclusion5.png)
「平均対象範囲」は、第1引数の「範囲」と同じなので、省略します。
OKボタンをクリックします。(⑧)
![「平均対象範囲」は省略し、OKボタンをクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/05/Excel_AVERAGEIF_exclusion6.png)
これで0を除いて平均を出すことができます。
![0を除いて平均を出すことができる](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/05/Excel_AVERAGEIF_exclusion7.png)
まとめ
Excelで0を除いて平均を出すには、AVERAGEIF関数を使うのが簡単で便利です。AVERAGEIF関数を使うことで、条件に一致するセルの平均を効率よく計算できます。0を除外するための具体的な手順を紹介しましたが、他の条件にも応用できるので、さまざまな場面で活用してみてください。
記事のまとめ
- 0を除いて平均を出すには、AVERAGEIF関数を使うのが簡単。
- 「=AVERAGEIF(範囲, "<>0")」で、0を除いて平均を出すことができる。
![](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/04/excel_article_top.jpg)
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