VLOOKUP関数は、Excelでよく使われる関数の1つです。
VLOOKUP(縦検索)関数は、指定された値をデータ範囲から検索し、対応する情報を抽出するのに利用されます。
VLOOKUP関数の書式
VLOOKUP関数の書式は以下の通りです。
VLOOKUP関数の入力方法
VLOOKUP関数の入力方法は、次のようになります。
まずVLOOKUP関数を入力するセルを選択します。(①)
次に「数式」タブを選択します。(②)
「関数ライブラリ」グループの「検索/行列」を選択します。(③)
関数の一覧が表示されますので、VLOOKUP関数を探し選択します。(④)
「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。
VLOOKUP関数の第1引数 「検索値」
まず第1引数を指定します。
第1引数の「検索値」には、検索する値を入力します。
今回の例では、「B3」に書かれている商品番号をもとに販売価格を表示したいので、「検索値」には「B3」を指定します。
検索値の欄にカーソルがある状態で、「B3」をクリックするとセル番地が入力されます。
VLOOKUP関数の第2引数 「範囲」
第2引数を指定します。
「範囲」には検索対象がある範囲を指定します。
今回は、商品リストの表から、販売価格を調べたいので、商品リストの表の場所「B8:D12」を指定します。
「範囲」の欄にカーソルを移動し、「B8」から「D12」までドラッグして入力します。
※注意点として、「検索値」で検索する対象は、「範囲」の一覧左の列(1列目)にする必要があります。2列目や3列目は検索対象になりません。
VLOOKUP関数の第3引数 「列番号」
第3引数を入力します。
「列番号」には、返される値を含む範囲内の列番号を指定します。
ここの列番号は、第2引数で指定した範囲内における列番号になります。
第2引数では、「B8:D12」と指定したので、「商品番号」の列が「1」、「商品名」の列が「2」、販売価格の列が「3」になります。
そして表示したいのは、販売価格なので、第3引数の「列番号」の欄には「3」と入力します。
VLOOKUP関数の第4引数 「検索方法」
最後に第4引数を指定します。
第4引数には、検索方法を指定します。
検索方法の引数は、FALSEまたはTRUEで指定します。
- FALSE:完全一致
- TRUE:近似一致
一般的に使用されることが多いのは、完全一致の「FALSE」になります。
今回の例でも「検索方法」の欄には、「FALSE」と入力します。
これで入力は終わったので、最後にOKボタンを押します。
そうすると、商品番号から販売価格が検索されて表示されました。
VLOOKUP関数の注意点
- 検索する場所の範囲が空白になっている場合や、検索対象の値が存在しない範囲を指定した場合は、#N/A エラーが返されます。
- 検索方法の引数を FALSEに指定した場合、検索対象の値と完全に一致するデータが存在する場合のみ、そのデータの値が返されます。
- 検索方法の引数を TRUEに指定した場合、検索対象の値に近いデータが存在する場合、そのデータの値が返されます。
まとめ
VLOOKUP関数は、表のデータを処理する際に非常に便利な関数です。例えば、以下のようなものに応用することができます。
- 商品名から商品コードを検索する
- 商品コードから価格を検索する
- 従業員名から部署名を検索する
VLOOKUP関数は、Excelを使いこなすための基本的な関数の1つです。ぜひ使い方をマスターして、表のデータを効率的に処理できるようにしましょう。
Excelの基本的な操作方法から、便利な機能の活用術まで、幅広く紹介しています。
ぜひこちらのページも合わせてご覧ください。
今すぐCHECK