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Excel(エクセル)のSUMIFS関数の使い方|複数条件を満たすデータの合計を求める

ExcelのSUMIFS関数は、複数の条件を指定して、条件に合致するセルの合計を求めるための関数です。

主にデータの集計や分析に利用されます。

記事内容

今回は、SUMIFS関数の基本的な使い方や具体的な例を紹介します。

SUMIFS関数の基本的な構文

SUMIFS関数の書式は以下の通りです。

SUMIFS関数の書式

=SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2, ...)

  • 合計範囲:合計を求めるセル範囲を指定します。
  • 条件範囲1:1つ目の条件を指定します。
  • 条件1:1つ目の条件を満たすセルを定義する条件を指定します。
  • 条件範囲2:2つ目の条件を指定します。
  • 条件2:2つ目の条件を満たすセルを定義する条件を指定します。

SUMIFS関数の使用方法

具体的な例で紹介します。

下の図のような表があり、各売上店の商品毎の合計を求めます。

各店の商品毎の合計を求めたい
各店の商品毎の合計を求めたい

まず最初に「新宿店」の「冷蔵庫」の合計を求めます。

合計を求めるセル「H3」を選択します。(①)

「数式」タブを選択します。(②)

「関数ライブラリ」グループの「数学/三角」をクリックします。(③)

セルを選択し、「数式」タブの「数学/三角」をクリックする
セルを選択し、「数式」タブの「数学/三角」をクリックする

表示された関数一覧から「SUMIFS」をクリックします。(④)

「SUMIFS」をクリックする
「SUMIFS」をクリックする

「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。

引数を入力していきます。

まず、「合計対象範囲」の入力欄にカーソルを移動し、表から「売上」のセル「E3」~「E34」をドラッグし選択します。(⑤)

そうすると、「E3:E34」と入力されるので、後でオートフィルを行うために絶対参照にして固定します。

「F4」キーを押して絶対参照にします。「合計対象範囲」は「$E$3:$E$34」となります。

表から「売上」の範囲をドラッグし選択し、絶対参照にする
表から「売上」の範囲をドラッグし選択し、絶対参照にする

次に、「条件範囲1」を設定します。

「条件範囲1」の入力欄にカーソルを移動し、表から「売上店」のセル「C3」~「C34」をドラッグし選択します。(⑥)

そうすると、「C3:C34」と入力されるので、後でオートフィルを行うために絶対参照にして固定します。

「F4」キーを押して絶対参照にします。「条件範囲1」は「$C$3:$C$34」となります。

表から「売上店」の範囲をドラッグし選択し、絶対参照にする
表から「売上店」の範囲をドラッグし選択し、絶対参照にする

次に、「条件1」を設定します。

「条件1」の入力欄にカーソルを移動し、セル「G3」をクリックします。(⑦)

そうすると、「G3」と入力されるので、後でオートフィルを行うために列を固定します。

「F4」キーを3回押して列だけ固定します。「条件1」は「$G3」となります。

「条件1」に「新宿店」のセルを指定し、列だけ固定する
「条件1」に「新宿店」のセルを指定し、列だけ固定する

次に、「条件範囲2」を設定します。

「条件範囲2」の入力欄にカーソルを移動し、表から「商品」のセル「D3」~「D34」をドラッグし選択します。(⑧)

そうすると、「D3:D34」と入力されるので、後でオートフィルを行うために絶対参照にして固定します。

「F4」キーを押して絶対参照にします。「条件範囲2」は「$D$3:$D$34」となります。

表から「商品」の範囲をドラッグし選択し、絶対参照にする
表から「商品」の範囲をドラッグし選択し、絶対参照にする

次に、「条件2」を設定します。

「条件2」の入力欄にカーソルを移動し、セル「H2」をクリックします。(⑨)

そうすると、「H2」と入力されるので、後でオートフィルを行うために行を固定します。

「F4」キーを2回押して列だけ固定します。「条件2」は「H$2」となります。

「条件2」に「冷蔵庫」のセルを指定し、行だけ固定する
「条件2」に「冷蔵庫」のセルを指定し、行だけ固定する

各引数の設定をまとめると下の図になります。

これで設定が終わったので、OKボタンを押します。

各引数の設定
各引数の設定

これで「新宿店」の「冷蔵庫」の合計を求めることができました。

最後にオートフィルを行い、残りの売上店と商品にも反映します。

オートフィルで残りの合計も求める
オートフィルで残りの合計も求める

これで各店の商品毎の合計を求めることができました。

これで各売上店の商品毎の合計を求めることができた
これで各売上店の商品毎の合計を求めることができた

まとめ

ExcelのSUMIFS関数は、複数の条件を指定してセルの合計を求める際に非常に便利な関数です。複雑なデータの集計や分析を行う際に活用してみてください。

Excelの基本的な操作方法から、便利な機能の活用術まで、幅広く紹介しています。

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