Excelでデータの平均を計算する際に、「0」のセルを除外したい場合があります。
「0」のセルを除いて平均を出したい場合、AVERAGEIF関数を使うことで簡単に「0」を除いた平均を計算することができます。
AVERAGE関数だと「0」のセルも含んで平均が出される
下の図のようにAVERAGE関数を使用すると、平均する範囲に「0」のセルがあると、「0」のセルも含まれて平均が表示されます。
平均する範囲内の「0」のセルを除外して平均を出したい場合は、AVERAGEIF関数を使うと簡単に求めることができます。
AVERAGEIF関数の基本的な構文
AVERAGEIF関数の書式は以下の通りです。
「0」を除外して平均を求める方法
AVERAGEIF関数を使用して、「0」のセルを除外して平均を出す手順は次の通りになります。
平均を出すセルを選択します。(①)
「数式」タブをクリックします。(②)
「関数ライブラリ」グループにある「その他の関数」をクリックします。(③)
「統計」を選択します。(④)
「AVERAGEIF」をクリックします。(⑤)
「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。
引数の「範囲」に平均を計算するセル範囲を指定します。(⑥)
今回の例では、セル「C4」~「C13」を指定します。
「条件」に「"<>0"」と入力します。(⑦)
「<>」は「ではない」という意味なので、ここでは「0ではない」という条件になります。
※今回の例のように、負の数値がない場合は、「">0"」(0より大きい)でも大丈夫です。
「平均対象範囲」は、第1引数の「範囲」と同じなので、省略します。
OKボタンをクリックします。(⑧)
これで「0」のセルを除外して平均を出すことができます。
まとめ
Excelで0のセルを除外して平均を出すには、AVERAGEIF関数を使うのが簡単で便利です。
AVERAGEIF関数を使うことで、条件に一致するセルの平均を効率よく計算できます。
0のセルを除外するための具体的な手順を紹介しましたが、他の条件にも応用できるので、さまざまな場面で活用してみてください。
記事のまとめ
- 「0」のセルを除外して平均を出すには、AVERAGEIF関数を使うのが簡単。
- 「=AVERAGEIF(範囲, "<>0")」で、「0」のセルを除外して平均を出すことができる。