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Excelで0(ゼロ)を除外して平均を求める方法

2024年5月22日

Excelでデータの平均を計算する際に、「0」のセルを除外したい場合があります。

「0」のセルを除いて平均を出したい場合、AVERAGEIF関数を使うことで簡単に「0」を除いた平均を計算することができます。

記事内容

今回は、Excelで0(ゼロ)を除外して平均を求める方法について紹介します。

AVERAGE関数だと「0」のセルも含んで平均が出される

下の図のようにAVERAGE関数を使用すると、平均する範囲に「0」のセルがあると、「0」のセルも含まれて平均が表示されます。

AVERAGE関数は「0」も含んで平均が表示される
AVERAGE関数は「0」も含んで平均が表示される

平均する範囲内の「0」のセルを除外して平均を出したい場合は、AVERAGEIF関数を使うと簡単に求めることができます。

AVERAGEIF関数の基本的な構文

AVERAGEIF関数の書式は以下の通りです。

AVERAGEIF関数の書式

=AVERAGEIF(範囲, 条件, 平均範囲)

  • 「範囲」は、条件を適用するセルの範囲です。
  • 「条件」は、平均値を計算する対象となるセルに適用する条件です。条件は、数値、文字列、論理式などが使えます。
  • 「平均範囲」は、平均値を計算するセルの範囲です。省略可能。省略した場合、「範囲」と同じになる。

「0」を除外して平均を求める方法

AVERAGEIF関数を使用して、「0」のセルを除外して平均を出す手順は次の通りになります。

平均を出すセルを選択します。(①)

「数式」タブをクリックします。(②)

「関数ライブラリ」グループにある「その他の関数」をクリックします。(③)

平均を出すセルを選択し、「数式」タブの「その他の関数」をクリックする
平均を出すセルを選択し、「数式」タブの「その他の関数」をクリックする

「統計」を選択します。(④)

「AVERAGEIF」をクリックします。(⑤)

「統計」から「AVERAGEIF」をクリックする
「統計」から「AVERAGEIF」をクリックする

「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。

引数の「範囲」に平均を計算するセル範囲を指定します。(⑥)

今回の例では、セル「C4」~「C13」を指定します。

「範囲」に平均を計算するセル範囲を指定する
「範囲」に平均を計算するセル範囲を指定する

「条件」に「"<>0"」と入力します。(⑦)

「<>」は「ではない」という意味なので、ここでは「0ではない」という条件になります。

※今回の例のように、負の数値がない場合は、「">0"」(0より大きい)でも大丈夫です。

「条件」に「"<>0"」と入力する
「条件」に「"<>0"」と入力する

「平均対象範囲」は、第1引数の「範囲」と同じなので、省略します。

OKボタンをクリックします。(⑧)

「平均対象範囲」は省略し、OKボタンをクリックする
「平均対象範囲」は省略し、OKボタンをクリックする

これで「0」のセルを除外して平均を出すことができます。

「0」のセルを除外して平均を出すことができる
「0」のセルを除外して平均を出すことができる

まとめ

Excelで0のセルを除外して平均を出すには、AVERAGEIF関数を使うのが簡単で便利です。

AVERAGEIF関数を使うことで、条件に一致するセルの平均を効率よく計算できます。

0のセルを除外するための具体的な手順を紹介しましたが、他の条件にも応用できるので、さまざまな場面で活用してみてください。

記事のまとめ

  • 「0」のセルを除外して平均を出すには、AVERAGEIF関数を使うのが簡単。
  • 「=AVERAGEIF(範囲, "<>0")」で、「0」のセルを除外して平均を出すことができる。

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