Excelの関数は、単独で使用することもできますが、複数の関数を組み合わせて使用することもできます。
これを「関数のネスト」または「関数の入れ子」と呼びます。
関数のネストを使用すると、より複雑な条件や計算を実現できます。
たとえば、複数の条件を満たす場合にのみ値を返したり、複数の計算を組み合わせて結果を返したりすることができます。
関数のネスト(入れ子)の入力方法
今回は、
=IF(AND(B3>=70,C3>=70),"〇","×")
というような、IF関数の中でAND関数を使用する例で紹介します。
最初にIF関数を入力します。
まず、関数を入力するセルを選択します(①)
「数式」タブを選択します。(②)
「論理」を選択します(③) ※今回はIF関数を入力するので「論理」ですが、関数により変わります。
![まず最初の関数を入力します。](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_nest1.png)
一覧から「IF」をクリックします。(④)
![「IF」を選択](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_nest2.png)
「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。
IF関数の「論理式」の欄をクリックします。(⑤)
「名前ボックス」の矢印を押します。(⑥)
![関数を入力したい欄にカーソルを移動し、名前ボックスをクリック](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_nest3-1024x653.png)
関数の一覧から入力したい関数を選びます。
最近使用した関数の一覧なので、ない場合は「その他の関数」を選びます。(⑦)
入力したい関数がある場合はそれをクリック。その場合は、⑧~⑩はスキップ。
![入力する関数を一覧から選ぶ](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_nest4-1024x618.png)
今回は、AND関数を入力したいので、「関数の分類」から「論理」を選びます。(⑧)
「関数名」から「AND」を選びます。(⑨)
その後、OKボタンを押します。(⑩)
![](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_nest5-1.png)
AND関数の引数を設定します(⑪)
![引数を入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_nest6.png)
数式バーのIFをクリックします。(⑫) IFをクリックすることでIF関数の入力に戻ります。
この時、OKボタンは押さないでください。OKボタンを押すと関数の入力がIF関数も含めて終わってしまいます。
![IF関数の入力に戻る為、数式バーからIFをクリック](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_nest7-1024x611.png)
IF関数の残りの引数の入力を行います。(⑬)
これでIF関数とAND関数の入力が終わったので、OKボタンを押します。(⑭)
![残りの引数を入力後、OKボタンを押す](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_nest8-1024x584.png)
これで関数をネストして入力することができます。
![関数のネストを入力することができる](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_nest9.png)
まとめ
Excelの関数のネストは、キーボードから直接入力することもできます。
ただ、初心者の方だと、括弧の場所やカンマなでで難しい部分もあると思います。
そういう場合は、今回のようにダイアログボックスを使用して入力してみると良いと思います。
![](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/04/excel_article_top.jpg)
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