Wordで作成した文書が2ページにまたがって印刷される場合、1ページに収めるためには、テキストのサイズや間隔を縮小する必要があります。
Wordには、この作業を簡単に行うための「1ページ分縮小」という機能があります。
「1ページ分縮小」とは
Wordで文書を作成している時に、下の図のように数行はみ出してしまい1ページで印刷できなくて困ったことはありませんか?
そんな時に「1ページ分縮小」機能を使用すると簡単に1ページに収まるようにフォントサイズなどをWordが調整してくれます。
なお、はみ出した文字数が多い場合は「1ページ分縮小」を使用できません。
![数行はみ出したのを1ページに収めたい](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Word_page1.png)
「1ページ分縮小」をクイックアクセスツールバーに追加する方法
「1ページ分縮小」機能は標準では表示されていません。簡単に使用できるようにするためには、クイックアクセスツールバーに追加する必要があります。
クイックアクセスツールバーに追加する手順は以下の通りになります。
クイックアクセスツールバーの右にある「クイックアクセスツールバーのユーザー設定」をクリックします。(①)
![「クイックアクセスツールバーのユーザー設定」をクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Word_page2.png)
メニューが表示されるので、「その他のコマンド」をクリックします。(②)
![「その他のコマンド」をクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Word_page3.png)
「Wordのオプション」ダイアログボックスが表示されます。
「コマンドの選択」をクリックします。(③)
![「コマンドの選択」をクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Word_page4.png)
メニューから「すべてのコマンド」をクリックします。(④)
![「すべてのコマンド」をクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Word_page5.png)
「1ページ分縮小」を見つけて、選択します。(⑤)
「追加」ボタンを押します。(⑥)
「OK」をクリックします。(⑦)
![「1ページ分縮小」を選択し、「追加」を押す](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Word_page6.png)
これで、クイックアクセスツールバーに「1ページ分縮小」が追加されます。
![クイックアクセスツールバーに「1ページ分縮小」が追加される](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Word_page7.png)
「1ページ分縮小」を使う方法
「1ページ分縮小」を使う方法は簡単です。
下の図のように数行はみ出してしまった場合に、クイックアクセスツールバーの「1ページ分縮小」をクリックします。(①)
![「1ページ分縮小」をクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Word_page8-1024x654.png)
これで、文書のテキストサイズが縮小され、1ページに収まるようになります。
![1ページに収まるようにフォントサイズが調整される](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Word_page9.png)
はみ出した文字が多い場合
はみ出した文字が多い場合に、「1ページ分縮小」をクリックしても、「これ以上ページを圧縮することはできません。」と表示され実行されません。
![はみ出した文字数が多い場合は実行できない](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Word_page10.png)
この場合は、自分で余白や行間の調整を行い、1ページに収める必要があります。
まとめ
クイックアクセスツールバーに登録するのは面倒かもしれませんが、次回以降はクイックアクセスツールバーに「1ページ分縮小」があるので、ボタンひとつで1ページに収めることができます。はみ出した文字数が多い場合は使用できませんが、少しはみ出した場合は簡単に使用できるので、便利だと思います。