
「子どもにタイピングを練習させたいけれど、何歳から始めるのがいいの?」
「小学1年生ではまだ早い?」
「ローマ字を覚えてから始めたほうがいい?」
このような疑問を持つ保護者の方も多いのではないでしょうか。
学校でもパソコンやタブレットを使う機会が増え、子どものうちからタイピングを身につけておいたほうがよいのではないかと考える方も増えています。
結論から言うと、タイピングを始める年齢に絶対的な正解はありません。
キーボードに慣れ始めるのは小学1〜2年生頃からでも問題ありませんし、本格的にローマ字入力や正しい指使いを練習するなら、小学2〜4年生頃は始めやすい時期の一つです。
ただし、年齢だけで「早い」「遅い」と判断する必要はありません。
お子さまによって、パソコンへの興味やローマ字の理解度、キーボード操作の経験は異なります。
大切なのは、無理に速く打てるようにすることではなく、お子さまの成長や理解度に合わせて、少しずつキーボードに慣れていくことです。
この記事では、小学生がタイピングを始めるおすすめの時期や学年別の始め方、タイピングを上達させるコツについて分かりやすく解説します。
1.タイピングはいつから始めるのがおすすめ?
「子どもにタイピングを覚えさせるなら、何歳から始めるのがいいの?」
と迷う保護者の方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、タイピングを始める年齢に絶対的な正解はありません。
小学1年生からキーボードに触れ始めるお子さまもいれば、小学4〜5年生頃から本格的に練習を始めるお子さまもいます。
そのため、「○歳になったら必ず始めるべき」と年齢だけで決める必要はありません。
ただし、小学生がタイピングを始める時期を考える場合は、「キーボードに慣れ始める時期」と「本格的にタイピングを練習する時期」を分けて考えると分かりやすくなります。
キーボードに慣れ始めるなら小学1〜2年生頃から
小学1〜2年生頃から、少しずつパソコンやキーボードに触れ始めるのはおすすめです。
この時期は、最初から速く入力することを目標にする必要はありません。
例えば、
- 自分の名前を入力する
- 好きな言葉を入力する
- キーボードの文字を探す
- 簡単な単語を入力する
- パソコンの操作に慣れる
といったことから始めるだけでも十分です。
特に低学年では、「正しい指で速く打つこと」よりも、「キーボードを使うことに慣れること」を大切にするとよいでしょう。
最初は一文字ずつ探しながら入力していても、繰り返すうちに少しずつ文字の位置を覚えていきます。
本格的に練習するなら小学2〜4年生頃が一つの目安
ローマ字入力や正しい指使いを意識して、本格的にタイピングを練習するなら、小学2〜4年生頃は始めやすい時期の一つです。
この頃になると、学校生活にも慣れ、文字やローマ字への理解も少しずつ進んできます。
また、
「どのキーを押すのか」
「どの指を使うのか」
「どうすれば速く入力できるのか」
といった説明も理解しやすくなります。
最初からキーボードを見ないで入力できる必要はありません。
まずは文字の位置を確認しながら入力し、少しずつホームポジションや指の使い方を覚えていくことで、自然にタイピングの基礎を身につけていくことができます。
小学1年生では「楽しさ」を大切にする
小学1年生の場合、まだローマ字を十分に覚えていないお子さまもいます。
そのため、最初から、
「正しい指使いで打たなければいけない」
「○文字を○分以内に入力しなければいけない」
といった目標を設定すると、タイピングが苦手になってしまうこともあります。
低学年では、
「パソコンを使うのは楽しい」
「自分で文字を入力できた」
という経験を積み重ねることが大切です。
ゲーム感覚で文字を探したり、自分の名前や好きなものを入力したりしながら、少しずつキーボードに慣れていく方法がおすすめです。
小学5〜6年生から始めても遅くない
「もっと小さい頃から始めないと遅いのでは?」
と心配する必要はありません。
小学5〜6年生からタイピングを始めても、決して遅くありません。
高学年になると、
- ローマ字を理解している
- 文章を入力できる
- 指使いの説明を理解しやすい
- 練習の目的を意識しやすい
といった点から、本格的なタイピング練習にも取り組みやすくなります。
これまでパソコンをあまり使ったことがない場合でも、基本的な入力から少しずつ練習すれば大丈夫です。
おすすめの開始時期は「年齢」だけでは決まらない
タイピングを始める時期を考えるときは、年齢だけではなく、お子さまの様子も大切です。
例えば、
- パソコンに興味を持っている
- 自分で文字を入力してみたがる
- ローマ字に興味を持ち始めた
- 学校でパソコンを使う機会が増えた
- プログラミングやWordなどに興味がある
といった場合は、タイピングを始める良いタイミングになることがあります。
タイピングは、早く始めることだけが目的ではありません。
大切なのは、お子さまが無理なく続けられる方法で、少しずつ「できること」を増やしていくことです。
小学1〜2年生頃からキーボードに慣れ始め、小学2〜4年生頃から本格的な練習を始める方法は一つの目安になりますが、お子さまの興味や理解度に合わせて始めることをおすすめします。
2.小学1年生からタイピングを始めても大丈夫?
結論から言うと、小学1年生からタイピングを始めても問題ありません。
ただし、小学1年生の場合は、大人と同じように「速く正確に入力すること」を目標にする必要はありません。
この時期は、タイピングの技術を本格的に身につけることよりも、パソコンやキーボードに楽しく慣れることを大切にするのがおすすめです。
「タイピングを練習する」というより、まずは「自分で文字を入力してみる」という経験から始めるとよいでしょう。
ローマ字を完璧に覚えていなくても大丈夫
小学1年生では、まだローマ字を学校で習っていない、または覚え始めたばかりのお子さまも多いでしょう。
そのため、
「ローマ字を全部覚えてからタイピングを始めるべき?」
と考える保護者の方もいるかもしれません。
しかし、ローマ字を完璧に覚えてから始める必要はありません。
最初は、
- 自分の名前を入力する
- 好きな食べ物の名前を入力する
- 簡単な言葉を入力する
- 一文字ずつキーボードから探す
といった練習から始めることができます。
例えば「ねこ」と入力するときも、最初から素早く「NEKO」と打てる必要はありません。
「Nはどこかな?」
「次はEかな?」
と一文字ずつ探しながら入力するだけでも、キーボードに慣れる練習になります。
最初はキーボードを見ながら入力しても大丈夫
タイピングというと、
「キーボードを見ないで入力する」
というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、小学1年生から始める場合は、最初からキーボードを見ないようにする必要はありません。
むしろ、最初はキーボードを見ながら、
「この文字はここにある」
と文字の位置を確認することが大切です。
何度も使ううちに、少しずつ、
「Aはこのあたり」
「Sはこの隣」
というように、キーボードの配置を覚えていきます。
最初から手元を見ないことを求めるより、文字の位置を確認しながら、少しずつ慣れていくことをおすすめします。
正しい指使いは少しずつ覚えればよい
小学1年生のうちから、すべての指を正しく使ってタイピングできる必要はありません。
最初は、
- 人差し指を中心に入力する
- 使いやすい指でキーを押す
- 少しずつ両手を使ってみる
といった段階でも大丈夫です。
キーボードに慣れてきたら、徐々に、
「このキーはこの指で押してみよう」
「手をこの位置に置いてみよう」
と、正しい指使いを意識していく方法がおすすめです。
最初から厳しく指使いを決めてしまうと、入力すること自体が嫌になってしまう場合もあります。
小学1年生では、「できた!」という成功体験を増やすことを優先しましょう。
短い時間から始める
小学1年生の場合、長時間タイピングの練習を続ける必要はありません。
集中できる時間には個人差があるため、
「毎日30分練習する」
よりも、
「5分だけキーボードを触ってみる」
「好きな言葉を少し入力してみる」
といった短い時間のほうが続けやすい場合があります。
特に最初のうちは、
楽しい → もう少しやってみたい → また次もやりたい
という気持ちを大切にすることが重要です。
ゲーム感覚で練習するのもおすすめ
小学1年生の場合、同じ文字や文章を何度も入力するだけでは、飽きてしまうことがあります。
そのため、
- 好きな言葉を入力する
- タイピングゲームを利用する
- 簡単なクイズに答えながら入力する
- 自分の名前や家族の名前を入力する
など、ゲーム感覚で取り組む方法もおすすめです。
「練習しなさい」と言われるよりも、
「次はどの文字を打ってみよう?」
と楽しみながら取り組むことで、自然にキーボードを触る時間を増やすことができます。
小学1年生では「速さ」より「慣れること」が大切
小学1年生からタイピングを始める場合、最も大切なのは入力速度ではありません。
最初から、
「○分間で○文字打てるようになろう」
という目標を設定する必要はありません。
まずは、
- キーボードを怖がらない
- 自分で文字を入力できる
- パソコンを楽しく使える
- 少しずつ文字の位置を覚える
という経験を積み重ねることが大切です。
小学1年生では、「タイピングができるようになるための準備期間」と考えてもよいでしょう。
小学1年生は「タイピングの基礎づくり」におすすめの時期
小学1年生からタイピングを始めることは、決して早すぎることではありません。
ただし、この時期から本格的なタイピング練習を無理に行う必要もありません。
ローマ字を完璧に覚えていなくても、キーボードを見ながらでも、最初は一文字ずつゆっくり入力することから始められます。
大切なのは、「速く打てるようにすること」よりも、「パソコンやキーボードに楽しく慣れること」です。
小学1年生のうちにキーボードへの抵抗感をなくしておくことで、ローマ字への理解が進んだ小学2〜3年生頃から、本格的なタイピング練習にもスムーズに取り組みやすくなります。
3.小学2〜3年生はタイピングを始めやすい時期
小学2〜3年生頃は、タイピングを本格的に始める時期としておすすめの一つです。
もちろん、すべてのお子さまに同じタイミングが合うわけではありません。
しかし、小学1年生の頃と比べると、文字やローマ字への理解が進み、パソコンの操作にも少しずつ慣れてくるため、タイピングの基本を身につけ始めやすい時期といえます。
当教室でも、小学2〜4年生頃からタイピングに取り組み始めるお子さまが多くいます。
ローマ字への理解が少しずつ進む
タイピングでローマ字入力をする場合、キーボードの操作だけでなく、ローマ字を理解することも必要になります。
小学2〜3年生頃になると、
「KAで『か』」
「SAで『さ』」
「NEKOで『ねこ』」
というように、ローマ字と日本語の関係を少しずつ理解できるようになります。
もちろん、最初からすべてのローマ字を覚えている必要はありません。
タイピングの練習をしながら、
「この文字はどう打つのかな?」
「『きゃ』はどう入力するのかな?」
と一つずつ覚えていけば大丈夫です。
ローマ字を学ぶことと、実際にキーボードを使うことを組み合わせることで、少しずつ入力の仕組みを理解しやすくなります。
パソコンの操作にも慣れやすくなる
小学2〜3年生になると、学校や家庭でパソコンやタブレットに触れる機会が増えているお子さまもいます。
小学1年生の頃は、
「マウスを動かす」
「クリックする」
「キーボードから文字を探す」
といった基本的な操作に時間がかかることもあります。
一方、小学2〜3年生頃になると、画面を見ながら操作したり、指示を理解して作業したりすることにも少しずつ慣れてきます。
そのため、タイピングを練習するときも、文字を入力することに集中しやすくなる場合があります。
両手を使った入力を少しずつ始められる
タイピングを始めたばかりの頃は、人差し指だけで一文字ずつ入力するお子さまも少なくありません。
最初はそれでも問題ありません。
ただ、小学2〜3年生頃になると、
「このキーは右手で押す」
「こちらは左手を使う」
といった指の使い方も少しずつ意識しやすくなります。
最初から完璧なホームポジションを覚える必要はありませんが、徐々に、
- 両手を使う
- 決まった位置に手を置く
- 同じ指ばかりを使わない
といったことを練習していくと、今後のタイピング上達につながります。
この時期に正しい姿勢や指の使い方を少しずつ覚えておくことで、高学年になってから文章を入力する機会が増えたときにも役立ちます。
「速く打ちたい」という気持ちが出てくる
小学2〜3年生頃になると、
「もっと速く入力したい」
「前よりたくさん打てるようになりたい」
と、自分自身の上達を意識するお子さまも増えてきます。
ただし、この段階でも、最初から速さだけを目標にする必要はありません。
速く打とうとして、
- 入力ミスが増える
- キーボードを強く叩く
- 指使いが乱れる
といったこともあります。
そのため、まずは、
正しく入力できる → 少しずつ速くなる
という順番で練習することが大切です。
「前より1文字多く打てた」
「間違える回数が減った」
といった小さな成長を感じることが、継続するきっかけになります。
短い文章の入力にも挑戦しやすくなる
キーボードに慣れてくると、単語だけではなく、少しずつ短い文章の入力にも挑戦できます。
例えば、
- 好きな食べ物を書く
- 今日あったことを入力する
- 自分の好きなゲームを紹介する
- 簡単なクイズに答える
など、子どもが興味を持てる内容を入力すると、タイピングの練習を続けやすくなります。
単純に文字を繰り返し入力するだけではなく、「入力した内容が形になる楽しさ」を感じることも大切です。
タイピングを始めるなら「正確さ」を大切にする
小学2〜3年生頃から本格的に練習を始める場合、特に大切なのが正確さです。
タイピングが速くても、入力ミスが多ければ文章を作るのに時間がかかってしまいます。
そのため、最初は、
「速く打つ」
ことよりも、
「正しい文字を入力する」
「入力した後に確認する」
という習慣を身につけることをおすすめします。
正確に入力できるようになると、練習を続ける中で少しずつ入力速度も上がっていきます。
小学2〜3年生は「タイピングの基本」を身につけやすい時期
小学2〜3年生頃は、ローマ字への理解やパソコン操作の経験が少しずつ増え、タイピングを本格的に始めやすくなる時期です。
この時期には、
- キーボードの文字の位置を覚える
- ローマ字入力の仕組みを理解する
- 少しずつ両手を使う
- 正しい姿勢や指の位置を意識する
- 正確に入力する習慣をつける
といった、タイピングの基本を身につけていきましょう。
ただし、周りの子どもと入力速度を比べる必要はありません。
大切なのは、お子さま自身が少しずつ「できるようになった」と感じながら、楽しく続けることです。
小学2〜3年生頃から基礎を身につけておくことで、高学年になってWordで文章を作成したり、プログラミングでキーボードを使ったりするときにも、スムーズにパソコンを活用しやすくなります。
4.小学4〜6年生から始めても遅くない?
「タイピングは低学年から始めたほうがいいのでは?」
「小学4年生や5年生からでは遅いのでは?」
このように心配する保護者の方もいるかもしれません。
しかし、結論から言うと、小学4〜6年生からタイピングを始めても決して遅くありません。
タイピングは、早い時期から始めた人だけが身につけられるものではありません。
むしろ、高学年から始めることで、ローマ字や文章への理解を活かしながら、効率よく練習できる場合もあります。
大切なのは、これまでタイピングを経験したことがあるかどうかよりも、今のレベルに合った方法で基礎から練習を始めることです。
ローマ字を理解しているため始めやすい
小学4〜6年生になると、多くのお子さまはローマ字をある程度理解しています。
そのため、
「か」は「KA」
「し」は「SHI」
「きょう」はどのように入力するのか
といったローマ字入力の仕組みも理解しやすくなります。
低学年の場合は、キーボードの文字の位置とローマ字の両方を少しずつ覚える必要があります。
一方、高学年の場合はローマ字の知識を活かせるため、キーボード操作や指の使い方に集中しやすいというメリットがあります。
正しい指使いを意識しながら練習できる
タイピングが苦手な場合、
「人差し指だけで入力している」
「毎回キーボードを見ながら文字を探している」
ということもあります。
小学4〜6年生から始める場合でも、まずは基本から練習すれば大丈夫です。
例えば、
- ホームポジションを覚える
- 指の担当を意識する
- 両手を使って入力する
- 少しずつ手元を見る回数を減らす
といったことから始めます。
すでに自己流の入力方法が身についている場合でも、必要に応じて少しずつ改善していくことができます。
最初からすべてを完璧に直そうとするのではなく、できるところから少しずつ正しい入力方法に近づけていくことが大切です。
文章を入力する練習に取り組みやすい
高学年になると、単語だけではなく、ある程度まとまった文章を入力することにも取り組みやすくなります。
例えば、
- 好きなことを紹介する文章
- 今日あった出来事
- 学校についての文章
- 簡単な作文
- Wordを使った文書作成
など、実際に意味のある文章を入力する練習ができます。
ただ同じ文字を繰り返し打つだけではなく、「自分の考えを文字にするためにタイピングを使う」ことで、入力する目的も分かりやすくなります。
タイピングは練習そのものが目的になるだけでなく、文章作成や調べ学習など、さまざまな場面で使える力です。
学校でパソコンを使う機会にもつながる
小学4〜6年生になると、学校でもパソコンやタブレットを使う機会が増える場合があります。
調べ学習や資料作成などで、文字を入力する場面も少しずつ増えていきます。
そのため、
「入力に時間がかかる」
「キーボードを探してばかりで作業が進まない」
という場合は、タイピングを練習することで、パソコンを使うときの負担を減らせることがあります。
タイピングが少しずつできるようになると、
- 調べた内容をまとめる
- 文章を入力する
- 発表資料を作る
- 自分の考えを書く
といった作業にも取り組みやすくなります。
自分の上達を実感しやすい
高学年になると、
「前より速く打てるようになった」
「間違える回数が減った」
「前より長い文章を入力できた」
と、自分の成長を実感しやすくなります。
タイピングでは、練習を続けることで結果が少しずつ表れやすいため、上達を感じることがモチベーションにつながる場合があります。
ただし、友だちと速度を比較しすぎる必要はありません。
大切なのは、他の人より速く打つことではなく、自分自身が以前より正確に、そしてスムーズに入力できるようになることです。
自己流のクセがあっても改善できる
高学年になると、すでに自己流でタイピングをしているお子さまもいます。
例えば、
- 人差し指だけで入力する
- 片手だけを使う
- 特定のキーを毎回探している
- 姿勢が悪いまま入力している
といったクセがある場合もあります。
このような場合でも、「今までの入力方法が間違っている」と強く否定する必要はありません。
まずは現在どのように入力しているかを確認し、
「この指も使ってみよう」
「ここを基準に手を置いてみよう」
と少しずつ改善していくことが大切です。
一度にすべてのクセを直そうとすると、かえって入力が難しく感じることもあります。
高学年からでも基礎から始めれば大丈夫
小学4〜6年生からタイピングを始めても、決して遅くありません。
むしろ、高学年には、
- ローマ字を理解している
- 文章入力に取り組みやすい
- 指使いの説明を理解しやすい
- 自分の上達を実感しやすい
- パソコンを使う目的を理解しやすい
といったメリットがあります。
大切なのは、「もっと早く始めればよかった」と考えることではありません。
今できるところから、正しい方法で少しずつ練習を始めることが大切です。
最初はキーボードを見ながらでも問題ありません。
一文字ずつゆっくり入力するところから始め、慣れてきたら少しずつ両手を使い、正しい指の位置を意識していきましょう。
小学4〜6年生からでも、継続して練習することで、タイピングは十分に身につけることができます。
5.タイピングが上達するためのコツ
タイピングは、毎日長時間練習すれば必ず早く上達するというものではありません。
特に小学生の場合は、無理に練習時間を増やすよりも、正しい方法を意識しながら、少しずつ続けることが大切です。
ここでは、子どもがタイピングを上達させるためのポイントを紹介します。
1.最初から速く打とうとしない
タイピングを始めたばかりの頃は、
「もっと速く打ちたい」
「友だちより速くなりたい」
という気持ちになることもあります。
しかし、最初から速さだけを意識すると、
- 入力ミスが増える
- キーボードを強く叩いてしまう
- 指使いが乱れる
- 文字を確認せずに入力してしまう
といったことが起こりやすくなります。
まずは、正しい文字を入力することを意識しましょう。
「ゆっくりでも間違えずに打てた」という経験を積み重ねることで、慣れてくると少しずつ入力速度も上がっていきます。
タイピングは、
正確さ → 正しい操作 → 速度
の順番で身につけていくと、基礎を作りやすくなります。
2.ホームポジションを意識する
タイピングを上達させるためには、手を置く基本の位置であるホームポジションを意識することも大切です。
ホームポジションとは、入力するときの指の基本となる位置のことです。
最初からすべての指を完璧に使う必要はありませんが、
「どのあたりに手を置くのか」
「入力したらどこに指を戻すのか」
を少しずつ覚えていくと、文字を探す時間を減らしやすくなります。
最初のうちは、入力するたびにキーボードを確認しても問題ありません。
慣れてきたら、
文字を押す → 指を基本の位置に戻す
という動きを少しずつ意識してみましょう。
3.最初からキーボードを見ないようにしなくてよい
「タイピングが上手になるには、キーボードを見てはいけない」
と思っている方もいるかもしれません。
しかし、初めて練習する段階では、キーボードを見ながら入力しても問題ありません。
特に小学生の場合は、まず、
「どの文字がどこにあるのか」
を知ることが必要です。
最初から手元を見ないようにすると、
「どこを押せばいいか分からない」
「入力が進まない」
という状態になり、タイピング自体が苦手になってしまうこともあります。
まずはキーボードを見ながら文字の位置を確認し、慣れてきたら少しずつ手元を見る回数を減らしていきましょう。
4.短い時間でも繰り返し練習する
小学生の場合、長時間タイピングの練習を続けると、集中力が切れてしまうことがあります。
そのため、
「1回30分練習する」
よりも、
「10分程度を何回か行う」
「短い時間でも定期的にキーボードに触れる」
といった方法がおすすめです。
例えば、
- 5分だけ練習する
- 好きな言葉を入力する
- 短い文章を一つ入力する
- 前回より少しだけ多く入力する
など、小さな目標を作ると続けやすくなります。
大切なのは、一度にたくさん練習することではなく、キーボードを使う機会を少しずつ増やすことです。
5.正しい指使いを少しずつ覚える
タイピングを始めたばかりの頃は、人差し指だけで入力していても問題ありません。
ただし、長い目で見ると、少しずつ両手や複数の指を使えるようにしていくことがおすすめです。
いきなり、
「すべてのキーを決められた指で打つ」
ことを求める必要はありません。
まずは、
「右側の文字は右手を使ってみよう」
「左側の文字は左手を使ってみよう」
といったところから始めます。
慣れてきたら、少しずつ、
- 人差し指以外の指も使う
- 指の担当を意識する
- ホームポジションに戻す
という練習を加えていきましょう。
6.好きな言葉や興味のある内容を入力する
同じ文字を何度も入力するだけでは、子どもは飽きてしまうことがあります。
そのため、
- 好きなゲーム
- 好きな食べ物
- 好きな動物
- 自分の名前
- 今日あった出来事
など、興味のある内容を入力するのもおすすめです。
例えば、
「好きなものを3つ書いてみよう」
「今日あったことを一文で書いてみよう」
といった練習なら、タイピングだけでなく、「自分の考えを文章にする練習」にもなります。
入力すること自体を目的にするだけでなく、入力した先に何かができるようにすると、楽しく続けやすくなります。
7.タイピングゲームを上手に活用する
タイピングゲームを使うと、楽しみながら練習できる場合があります。
特に、
「練習しなさい」
と言われるとやる気が出ないお子さまでも、
「次のステージに進みたい」
「前より記録を伸ばしたい」
という気持ちから、自然にキーボードに触れることがあります。
ただし、ゲームの記録だけを気にしすぎると、速く打つことばかりを意識してしまう場合があります。
そのため、
速さだけではなく、正しく入力できているかも確認する
ことが大切です。
「前より速くなった」だけでなく、
「入力ミスが減った」
「使える指が増えた」
といった成長にも目を向けましょう。
8.タイピングを「練習」だけにしない
タイピングは、タイピング練習の時間だけで身につける必要はありません。
例えば、
- Wordで文章を書く
- プログラミングをする
- パソコンで調べものをする
- 簡単な発表資料を作る
など、実際にパソコンを使う中でも練習できます。
「タイピングの練習をする」と考えるより、パソコンで何かをするために自然とキーボードを使う機会を増やすこともおすすめです。
実際に使う目的があると、
「もっと速く入力できるようになりたい」
という気持ちにもつながりやすくなります。
タイピング上達の近道は「少しずつ続けること」
タイピングを上達させるために大切なのは、最初から速く正確に打とうとすることではありません。
まずは、
正しい文字を入力する
↓
キーボードの位置を少しずつ覚える
↓
両手や複数の指を使う
↓
少しずつ入力速度を上げていく
という順番で進めると、無理なく上達しやすくなります。
また、小学生の場合は、長時間練習するよりも、短い時間でも継続してキーボードに触れることが大切です。
「前より一文字多く打てた」
「キーボードを見る回数が減った」
「前より間違えずに入力できた」
といった小さな成長を積み重ねながら、楽しく続けていきましょう。
6.実際に当教室で多いタイピングの始め方
「タイピングを始めるとき、最初からキーボードを見ないで練習するの?」
「ローマ字を全部覚えてから始めたほうがいい?」
「パソコンが初めてでもついていける?」
当教室でも、このような相談を保護者の方から受けることがあります。
実際には、お子さまによってパソコンの経験やローマ字の理解度が異なるため、全員が同じ方法でタイピングを始めるわけではありません。
当教室では、最初から「速く打てること」だけを目標にするのではなく、今できることを確認しながら、少しずつキーボードに慣れていくことを大切にしています。
まずはキーボードを見ながら文字の位置を覚える
タイピングを初めて練習するお子さまの多くは、最初からキーボードの位置を覚えているわけではありません。
そのため、まずは、
「Aはどこにあるかな?」
「自分の名前を入力してみよう」
といった簡単なところから始めます。
最初のうちは、キーボードを見ながら一文字ずつ入力しても問題ありません。
「キーボードを見てはいけない」と言われると、文字を探すことだけで疲れてしまい、タイピングそのものが苦手になってしまう場合もあります。
まずは、自分で文字を見つけて入力できるようになることを大切にしています。
最初から速さを求めない
タイピングを始めると、
「○分間で何文字打てるか」
「友だちより速く打てるか」
といったことが気になる場合もあります。
しかし、当教室では、最初から入力速度だけを重視するのではなく、まず、
- 正しい文字を入力できる
- 入力ミスに気づける
- キーボードの位置を少しずつ覚える
- 落ち着いて入力できる
といった基礎を大切にしています。
速さを意識しすぎると、急いで入力するあまり、間違いが増えてしまうことがあります。
最初はゆっくりでも、正しく入力する経験を積み重ねることで、結果として少しずつ入力速度も上がっていきます。
ローマ字をタイピングと一緒に覚えることもある
低学年のお子さまの場合、ローマ字をまだ十分に覚えていないこともあります。
その場合でも、
「ローマ字を全部覚えるまでタイピングを始められない」
というわけではありません。
例えば、
「KAで『か』」
「SAで『さ』」
というように、実際にキーボードを使いながら、少しずつローマ字の入力方法を覚えていくことができます。
文字を書く練習だけでは覚えにくいローマ字でも、実際に入力して画面に文字が表示されることで、印象に残りやすくなるお子さまもいます。
分からない文字が出てきたときは、一緒に確認しながら、少しずつ覚えていきます。
一人ひとりのレベルに合わせて進める
同じ小学3年生でも、
「すでに両手で入力できる子」
「人差し指を中心に入力している子」
「ローマ字を覚え始めたばかりの子」
など、タイピングの経験はそれぞれ異なります。
そのため、全員が同じ練習から始めるとは限りません。
すでにキーボードに慣れているお子さまは、ホームポジションや正しい指使いを意識するところから始めることがあります。
一方、初めてパソコンに触れるお子さまは、マウスやキーボードの基本的な操作から始めることもあります。
大切なのは、できないことを一度にたくさん練習するのではなく、その子が今できることから次のステップへ進むことです。
タイピングだけを長時間練習し続けない
タイピングは、同じ練習を長時間続けると、特に小学生の場合は飽きてしまうことがあります。
そのため、タイピングだけを長時間繰り返すのではなく、ほかのパソコン操作や学習の中でもキーボードを使うことで、自然に練習する機会を増やしていきます。
例えば、
- プログラミングで文字を入力する
- 自分の作品にタイトルをつける
- 好きなことについて短い文章を書く
といった活動でも、タイピングを使います。
「タイピングの練習をする時間」だけでなく、「パソコンを使う時間の中で自然に入力する」ことも、上達につながる大切な経験です。
少しずつ「正しい指使い」も意識する
キーボードに慣れてきたら、少しずつ指の使い方も意識していきます。
ただし、最初からすべてのキーを決められた指で入力できる必要はありません。
いきなり細かく指の使い方を覚えようとすると、
「どの指を使えばいいか分からない」
「入力するのが難しい」
と感じてしまうことがあります。
そのため、
「まずは両手を使ってみる」
「人差し指以外の指も使ってみる」
「基本の位置に手を置いてみる」
というように、少しずつステップアップしていきます。
お子さまの様子を見ながら、無理のない範囲で正しい指使いを身につけていくことが大切です。
「できるようになったこと」を実感できるようにする
子どもがタイピングを続けるためには、自分の成長を感じられることも大切です。
例えば、
「前よりキーボードを見る回数が減った」
「自分の名前をスムーズに入力できるようになった」
「前より長い文章を入力できた」
といった小さな変化でも、本人にとっては大きな成長です。
当教室でも、最初は一文字ずつ探していたお子さまが、少しずつ、
「この文字はここにある」
と覚え、自分で入力できるようになることがあります。
このような成功体験を積み重ねることで、
「もっと速く打てるようになりたい」
「もっと長い文章を書いてみたい」
という気持ちにつながることもあります。
当教室では「できることから少しずつ始める」ことを大切にしています
タイピングを始めるとき、最初から速く正確に入力できる必要はありません。
当教室では、
キーボードに慣れる
↓
文字の位置を覚える
↓
ローマ字入力に慣れる
↓
少しずつ両手を使う
↓
正しい指使いを意識する
というように、お子さまの経験や理解度に合わせながら進めていくことを大切にしています。
タイピングは、短期間で一気に身につけるものではありません。
少しずつキーボードに触れ、「できるようになった」という経験を積み重ねることで、自然と入力する力を伸ばしていくことができます。
特に初めてタイピングに挑戦するお子さまの場合は、速さだけを求めるのではなく、「パソコンを使うことが楽しい」と感じながら続けられることが、上達への第一歩になります。
7.タイピングが苦手な子によくある原因
「うちの子はタイピングが遅いけど大丈夫?」
「何度練習しても、なかなか上達しない……」
このように、子どものタイピングについて悩んでいる保護者の方もいるのではないでしょうか。
タイピングが苦手だからといって、パソコンが苦手とは限りません。
タイピングがうまくできない原因は、お子さまによってさまざまです。
大切なのは、なぜ入力しにくいのかを確認して、その原因に合った方法で練習することです。
ここでは、小学生に多いタイピングのつまずきを紹介します。
1.キーボードの文字の位置が分からない
タイピングを始めたばかりの子どもに多いのが、キーボードの文字を探すのに時間がかかるケースです。
例えば、
「Aはどこ?」
「Sはどこ?」
と、一文字入力するたびにキーボードを探していると、当然ながら入力には時間がかかります。
これはタイピングが苦手というより、まだキーボードの配置を覚えていないだけの場合があります。
最初はキーボードを見ながら、一文字ずつ入力しても問題ありません。
繰り返し使っているうちに、よく使うキーの位置から少しずつ覚えていきます。
焦って「見ないで打ちなさい」とするのではなく、まずは文字の位置を覚えることから始めましょう。
2.ローマ字がまだ十分に理解できていない
ローマ字入力では、キーボードの操作だけでなく、ローマ字の知識も必要になります。
例えば、
「か」→「KA」
「た」→「TA」
「ねこ」→「NEKO」
というように、日本語をローマ字に置き換えて入力します。
そのため、ローマ字をまだ十分に理解していないお子さまの場合、
「どのキーを押せばいいのか分からない」
という状態になることがあります。
この場合は、タイピングだけを繰り返すのではなく、ローマ字の学習とタイピングを組み合わせると分かりやすくなります。
「この文字はこう入力する」という経験を繰り返しながら、少しずつ覚えていけば大丈夫です。
3.人差し指だけで入力している
タイピングを始めたばかりのお子さまは、人差し指だけを使って一文字ずつ入力することがあります。
これは決して珍しいことではありません。
最初は人差し指でキーボードを探しながら入力するほうが分かりやすい場合もあります。
ただし、長い文章を入力するようになると、人差し指だけでは一つひとつのキーを探す時間が増え、入力速度が上がりにくくなることがあります。
そのため、キーボードに慣れてきたら、少しずつ、
- 両手を使う
- 複数の指を使う
- ホームポジションを意識する
といった練習を取り入れていきましょう。
最初から完璧な指使いを求めるのではなく、できる範囲から少しずつ改善することが大切です。
4.速く打とうとして入力ミスが増える
「早く入力できるようになりたい」という気持ちが強いお子さまの場合、急いでキーを押すことで入力ミスが増えてしまうことがあります。
例えば、
「Aを押すつもりがSを押してしまう」
「文字を飛ばしてしまう」
「間違いに気づかないまま次の文字を入力する」
といったことです。
速さを意識すること自体は悪いことではありません。
しかし、タイピングを始めたばかりの段階では、速さよりも正確さを優先することが大切です。
「ゆっくりでいいから正しく入力しよう」
と声をかけ、正確に入力できるようになってから、少しずつ速度を上げていきましょう。
5.キーボードを見ることに慣れていない
パソコンをあまり使ったことがないお子さまの場合、キーボードそのものに慣れていないことがあります。
キーボードにはたくさんのキーが並んでいるため、初めて見ると、
「どこを押せばいいの?」
と戸惑うのも自然なことです。
この場合は、いきなり文章を入力させるのではなく、
「この列の文字を探してみよう」
「自分の名前に使われている文字を探してみよう」
など、簡単なところから始めるとよいでしょう。
キーボードに触れる回数が増えることで、少しずつ抵抗感もなくなっていきます。
6.練習が単調で飽きてしまう
タイピングが上達しない原因は、操作方法だけとは限りません。
「同じ文字を何度も入力する」
「毎回同じ練習をする」
という方法では、子どもによっては飽きてしまいます。
特に小学生の場合、楽しいと感じられるかどうかは、継続するうえで重要です。
そのため、
- タイピングゲームを利用する
- 好きな言葉を入力する
- 好きなものを紹介する文章を作る
- プログラミングなど別の活動の中で入力する
といった方法もおすすめです。
「タイピングを練習しなければならない」ではなく、「パソコンで何かを作るためにタイピングを使う」という環境にすると、自然にキーボードを使う機会を増やせることがあります。
7.長時間練習して疲れてしまう
「早く上達してほしい」と考えて、長時間タイピングを練習させるのは、必ずしも効果的とは限りません。
集中力が切れてしまうと、
- 入力ミスが増える
- 姿勢が悪くなる
- キーボードを適当に叩いてしまう
- タイピングが嫌になる
といったこともあります。
特に低学年のお子さまの場合は、短い時間でも集中して取り組むほうが続けやすい場合があります。
「今日は5分だけ」
「この問題までやって終わり」
など、無理のない範囲で区切るのも一つの方法です。
8.周りの子と比べてしまう
タイピングでは、子どもによって上達するスピードに大きな違いがあります。
パソコンを以前から使っている子もいれば、初めてキーボードに触れる子もいます。
そのため、
「○○ちゃんはもっと速く打てる」
「同じ学年なのに、うちの子だけ遅い」
と比較する必要はありません。
最初は遅くても、
「前より文字を探す時間が短くなった」
「入力ミスが減った」
「両手を使えるようになった」
という変化があれば、確実に上達しています。
他の子どもではなく、以前のお子さま自身と比べることが大切です。
タイピングが苦手でも、焦る必要はありません
タイピングが苦手に見える場合でも、その原因を確認すると、
「キーボードの位置をまだ覚えていない」
「ローマ字がまだ分からない」
「正しい指使いに慣れていない」
「速く打とうとしている」
「練習が楽しくない」
など、さまざまな理由があることが分かります。
つまり、「タイピングが苦手=パソコンが向いていない」というわけではありません。
お子さまによって、覚えるペースも得意な方法も異なります。
まずは現在できていることを確認し、できるところから一つずつ練習していきましょう。
当教室でも、タイピングを初めて経験するお子さまには、いきなり速さを求めるのではなく、キーボードの操作や文字入力など、基本的なところから少しずつ取り組んでいます。
「できないこと」ではなく、「前よりできるようになったこと」に目を向けることが、タイピングを続けるための大切なポイントです。
8.タイピングはプログラミング学習にも役立つ
タイピングは、文章を入力するためだけの技術ではありません。
子どもがプログラミングを学ぶときにも、キーボードを使って文字や記号を入力する場面があります。
そのため、タイピングに慣れておくことは、プログラミング学習をスムーズに進めるための土台の一つになります。
ただし、プログラミングを始めるために、高度なタイピング技術が必要というわけではありません。
まずは、キーボードに慣れておくことが大切です。
1.キーボード操作への抵抗が少なくなる
プログラミングでは、画面上の操作だけでなく、キーボードを使って文字や数字、記号などを入力することがあります。
キーボードに慣れていないと、
「この文字はどこ?」
「記号はどうやって入力するの?」
と、プログラミングとは関係のないところで時間がかかってしまうことがあります。
一方、普段からキーボードを使っている子どもであれば、入力そのものに抵抗が少なくなります。
その分、
「どういうプログラムを作ろう?」
「どうすれば思った通りに動く?」
といった、プログラミング本来の学習に集中しやすくなります。
2.プログラムの文字を入力しやすくなる
プログラミングでは、アルファベットや数字、記号などを入力することがあります。
例えば、プログラミング言語によっては、
- 英字
- 数字
- カッコ
- コロン
- 記号
など、普段の日本語入力ではあまり使わないキーを入力することもあります。
キーボードに慣れていないと、こうした文字や記号を探すだけでも時間がかかります。
タイピングの練習を通してキーボードの配置を覚えておくと、必要な文字を自分で探して入力する力につながります。
3.「入力すること」より「考えること」に集中しやすくなる
プログラミングでは、
「どうすればキャラクターを動かせる?」
「どうすれば点数を増やせる?」
「なぜ思った通りに動かない?」
など、自分で考えながら試行錯誤することが重要です。
しかし、キーボード操作に慣れていないと、
「次の文字はどこだろう?」
と入力そのものに意識が集中してしまいます。
タイピングに慣れてくると、入力にかかる負担が少なくなり、プログラムの内容を考えることに集中しやすくなります。
もちろん、子ども向けのプログラミング教材では、キーボードをあまり使わず、マウス操作やブロックを組み合わせて学ぶものもあります。
そのため、最初から速いタイピングが必要というわけではありません。
4.Scratchから次の学習にもつながる
小学生向けのプログラミング学習では、Scratchのようにブロックを組み合わせてプログラムを作る教材がよく使われます。
Scratchでは、文字を大量に入力する必要はありません。
そのため、タイピングがまだ得意ではないお子さまでも、プログラミングを始めることができます。
一方で、学習が進んでくると、
- 作品のタイトルを入力する
- キャラクターの名前を入力する
- メッセージを入力する
- 説明文を書く
など、キーボードを使う場面も出てきます。
さらに、将来的にテキストを入力するタイプのプログラミングに興味を持った場合には、タイピングに慣れていることが役立つ場面も増えてきます。
そのため、タイピングとプログラミングを別々のものとして考えるのではなく、パソコンを使う基本的な力として一緒に伸ばしていくこともおすすめです。
5.パソコンを使って「作る」力につながる
タイピングができるようになると、プログラミング以外にもパソコンでできることが増えていきます。
例えば、
- Wordで文章を作る
- 調べたことをまとめる
- 発表資料を作る
- 自分の作品について説明を書く
- プログラミング作品を作る
などです。
つまり、タイピングは単なる「入力速度」ではなく、パソコンを使って自分の考えを形にするための基本的なスキルともいえます。
プログラミング学習でも、
「作ってみたい」
↓
「考える」
↓
「パソコンで作る」
↓
「うまくいかなければ修正する」
という流れを繰り返します。
キーボードに慣れておくことで、このような「作る・試す・直す」という活動にも取り組みやすくなります。
タイピングができなくてもプログラミングは始められる
ここで注意したいのは、「タイピングができないとプログラミングを始められない」というわけではないということです。
小学生向けのプログラミング学習では、Scratchやビジュアルプログラミングなど、キーボード入力が少なくても取り組める教材があります。
そのため、
「まだタイピングができないから、プログラミングは無理」
と考える必要はありません。
むしろ、プログラミングを楽しみながら学ぶ中でパソコンを使う機会が増え、その過程で自然とタイピングにも慣れていくケースもあります。
大切なのは、タイピングができるようになってからプログラミングを始めるのではなく、必要に応じて両方の力を少しずつ伸ばしていくことです。
タイピングはプログラミング学習を支える基礎になる
タイピングは、プログラミングそのものではありません。
しかし、キーボードに慣れていることで、
- 文字や数字を入力しやすくなる
- パソコン操作への抵抗が減る
- プログラミングの内容に集中しやすくなる
- 自分で作品を作りやすくなる
- Wordなど他のパソコン学習にも活かせる
といったメリットがあります。
そのため、タイピングはプログラミングを学ぶために必須のスキルというより、パソコンを使って「考える・作る・伝える」ための基礎的な力と考えるとよいでしょう。
小学生のうちは、速さだけを目標にする必要はありません。
まずはキーボードに触れることから始め、少しずつ文字の位置や入力方法を覚えていきましょう。
そして、タイピングだけを目的にするのではなく、Scratchやマインクラフトなど、子どもが「やってみたい」と思える活動の中でパソコンを使う経験を増やしていくことが、楽しく学び続けるためのポイントです。
9.年齢よりも「楽しく続けられること」が大切【まとめ】
ここまで、小学生がタイピングを始める時期や、上達するためのポイントについて解説してきました。
タイピングは、必ず「○歳から始めなければいけない」というものではありません。
小学1年生からキーボードに触れ始めてもよいですし、小学2〜3年生頃から本格的に練習を始めるのもおすすめです。
また、小学4〜6年生から始めても決して遅くありません。
大切なのは、年齢だけでタイピングを始める時期を決めるのではなく、お子さまの興味や理解度、パソコンを使う経験に合わせて始めることです。
タイピングは「速さ」だけが大切ではない
タイピングというと、「1分間に何文字入力できるか」といった速さが注目されがちです。
しかし、小学生のうちは速さだけを目標にする必要はありません。
まずは、
- キーボードに慣れる
- 文字の位置を覚える
- ローマ字入力に慣れる
- 正しく入力する
- 少しずつ両手を使う
といった基本を身につけることが大切です。
「前より入力しやすくなった」
「キーボードを見る回数が減った」
「間違えることが少なくなった」
という小さな成長も、タイピングが上達している証拠です。
「楽しい」が継続につながる
子どものタイピング学習では、楽しく続けられることが特に重要です。
毎日長時間練習するよりも、短い時間でも無理なく続けるほうが、結果的にタイピングが身につきやすくなります。
タイピングゲームを活用したり、好きな言葉を入力したり、Wordやプログラミングなどの活動の中でキーボードを使ったりするのもよいでしょう。
「練習しなければいけない」と考えるのではなく、
「パソコンで好きなことをするためにタイピングを使う」
という環境を作ることも大切です。
タイピングはこれからのパソコン学習にも役立つ
タイピングは、単に文字を速く入力するための技術ではありません。
学校での調べ学習や文章作成、資料作り、プログラミングなど、パソコンを使うさまざまな場面で役立ちます。
特にプログラミングでは、キーボードに慣れていることで、入力にかかる負担を減らし、プログラムの内容を考えることに集中しやすくなります。
ただし、タイピングができないからといって、プログラミングを始められないわけではありません。
タイピングとプログラミングは、それぞれのペースで少しずつ身につけていけば大丈夫です。
お子さまに合ったタイミングで始めましょう
「うちの子はまだ早いかな?」
「小学5年生からでは遅いかな?」
と年齢を気にしすぎる必要はありません。
タイピングを始める良いタイミングは、お子さまがパソコンに興味を持ったときでもあります。
「文字を入力してみたい」
「ゲームをもっと上手に操作したい」
「プログラミングをやってみたい」
など、何か興味を持ったことがあれば、それをきっかけにキーボードに触れてみましょう。
最初は一文字ずつでも構いません。
できることから少しずつ始めて、「できた!」という経験を積み重ねていくことが、タイピングを身につける近道です。
タイピングは、早く始めることよりも、楽しく続けることが大切です。
お子さまの成長や興味に合わせて無理なく取り組みながら、将来のパソコン学習にもつながる基本的なスキルを身につけていきましょう。
タイピングを始めたいお子さまは、まず体験してみませんか?
「タイピングを始めさせたいけれど、うちの子にできるか分からない」
「パソコンをほとんど使ったことがないけれど大丈夫?」
「楽しく続けられる教室を探している」
という保護者の方も、まずは実際の授業を体験してみるのがおすすめです。
パソコン教室キュリオステーション久米川店では、お子さま一人ひとりの経験や理解度に合わせた少人数個別指導で、タイピングやパソコンの基本操作から無理なく学んでいただけます。
最初から速いタイピングを求めるのではなく、キーボードに触れることから始め、できることを少しずつ増やしていきます。
また、タイピングだけでなく、Scratchやマインクラフトを使ったプログラミングなど、「楽しくパソコンを使う」ことを大切にした学習にも取り組んでいます。
「何歳から始めればいい?」と迷っている場合も、まずはお子さまが実際にパソコンに触れてみることで、興味や向き不向きを確認しやすくなります。
タイピングやプログラミングに興味を持った今が、最初の一歩を踏み出すきっかけです。
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お子さまが「もっとやってみたい!」と思える学び方を、一緒に見つけていきましょう。





