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【Excel】COUNTIF関数を使って条件に合うセルを数える方法

2023年9月13日

大量のデータの中から特定の条件に合うものだけを数えたいとき、手作業では時間がかかりますよね。

そんなときに便利なのがExcelの「COUNTIF関数」です。

例えば、ある列に「合格」「不合格」の文字が入っている場合、COUNTIF関数を使って「合格」の数をカウントすることができます。

本記事では、この便利な関数の基本的な使い方を紹介します。

記事内容

今回は、ExcelのCOUNTIF関数を使って条件に合うセルを数える方法を紹介します。

COUNTIF関数の基本的な構文

COUNTIF関数の書式は以下の通りです。

COUNTIF関数の書式

=COUNTIF(範囲,条件)

  • 範囲は、条件に一致するセルを探す範囲を指定します。
  • 条件は、一致するセルの内容を指定します。

条件は、数値や文字列、セル参照などが使えます。また、比較演算子(=, <, >, <=, >=, <>)も使えます。例えば、「5以上の数値をカウントする」場合は、「>=5」という条件になります。

COUNTIF関数の使用方法

具体的な例で紹介します。

下の図のような表があり、「得点が80点以上の人」「男性」「女性」の人数をそれぞれ求めます。

「得点が80点以上の人」「男性」「女性」の人数を求める
「得点が80点以上の人」「男性」「女性」の人数を求める

まず「得点が80点以上の人」の人数から求めます。

人数を求めるセル「G2」を選択します。(①)

「数式」タブを選択します。(②)

「その他の関数」をクリックします。(③)

人数を求めるセルを選択し、「数式」タブの「その他の関数」をクリックする
人数を求めるセルを選択し、「数式」タブの「その他の関数」をクリックする

表示されたメニューから「統計」にマウスをポイントします。(④)

表示された関数一覧から「COUNTIF」をクリックします。(⑤)

「統計」から「COUNTIF」をクリックする
「統計」から「COUNTIF」をクリックする

「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。

「範囲」のボックスにカーソルがあることを確認し、得点のセル「D3」から「D12」をドラッグします。(⑥)

「範囲」には「D3:D12」を指定する
「範囲」には「D3:D12」を指定する

「検索条件」のボックスをクリックし、「">=80"」と入力します。(⑦)

OKボタンをクリックします。(⑧)

「検索条件」に「">=80"」と入力する
「検索条件」に「">=80"」と入力する

これで「得点が80点以上の人」の人数を求めることができます。

これで「得点が80点以上の人」を求めることができます
これで「得点が80点以上の人」を求めることができます

次に「男性」の人数を求めます。

セル「G3」に先ほどと同様にCOUNTIF関数を入力します。

「範囲」には。「性別」の列のセル「C3」~「C12」を指定します。

「検索条件」のボックスには、「"男性"」と入力します。

これで「男性」の人数を求めることができます。

「範囲」に「性別」の列を指定し、「検索条件」に「"男性"」と入力する
「範囲」に「性別」の列を指定し、「検索条件」に「"男性"」と入力する

「男性」「女性」の人数についてはセル参照でも求めることができます。

「範囲」にはセル「C3」から「C12」を指定し、オートフィルを行うために絶対参照にします。「$C$3:$C$12」

「検索条件」のボックスには、セル「F3」を指定します。

「検索条件」にセル「F3」を指定する
「検索条件」にセル「F3」を指定する

これで「男性」の人数を求めることができます。

「女性」にも反映するために、オートフィルを行います。

オートフィルで「女性」にも反映する
オートフィルで「女性」にも反映する

これで「女性」の人数も求めることができます。

これで「男性」「女性」の人数を求めることができる
これで「男性」「女性」の人数を求めることができる

まとめ

COUNTIF関数を使うことで、特定の条件に合致するセルの数を簡単に把握することができます。

これにより、大量のデータから必要な情報を迅速に抽出し、分析やレポート作成を効率化することが可能です。

この記事を参考に、ぜひ自分のデータに合わせた条件設定を試してみてください。

複数の条件を満たすセルを数える場合は、COUNTIFS関数を使用する必要があります。COUNTIFS関数については以下の記事をご覧ください。

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