Excelを使ってデータを視覚的に整理する際、条件付き書式を利用して行単位で色を付けることで、重要な情報を一目で把握しやすくなります。
このテクニックを駆使することで、データの分析やレポート作成が格段に効率よく行えます。
本記事では、その具体的な設定手順を解説します。
条件付き書式で行単位で色を付ける方法
Excelの条件付き書式を使用して、行単位で色を付ける方法を紹介します。
今回は、下の表を使って説明します。
クラスがAの人の行に色を付けます。
行ごとに色を付ける手順は次の通りになります。
条件付き書式を設定する範囲を選択します。(①)
今回は色を付けたいセル「B3」から「E17」を選択します。
「ホーム」タブをクリックします。(②)
「スタイル」グループにある「条件付き書式」をクリックします。(③)
表示されたメニューから「新しいルール」をクリックします。(④)
「新しい書式ルール」ダイアログボックスが表示されます。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックして選択します。(⑤)
数式の入力ボックスに次のように入力します。(⑥)
「=$D3="A"」
この数式で重要なのは、「D3」を指定する際に、必ず「D」の前に「$」を入力してください。
今回は、D列の値をもとに条件を判定したいので、D列を見て条件判定してくださいということで、「D」の前に「$」を付けます。(D列を固定する)
※逆に「3」の前には「$」は入力しないでください。
これで条件の設定は終わったので、あとは書式の設定を行います。
「書式」ボタンをクリックします。(⑦)
「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されます。
ここで条件を満たす場合の書式を設定します。今回は、塗りつぶしを設定します。
「塗りつぶし」タブをクリックします。(⑧)
色を選択します。(⑨)
OKボタンをクリックします。(⑩)
これで条件と書式の設定が終わりました。
最後にOKボタンをクリックします。(⑪)
これでクラスがAの人の行に色を付けることができました。
まとめ
Excelの条件付き書式を活用すれば、データの分析や可視化が効率的に行えます。
行単位で色を付けることで、重要な情報を素早く把握することができます。
ぜひこの機能を活用して、データの見える化を行いましょう。
記事のまとめ
- 条件付き書式で行単位で色を付けるには、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」から行う
- 数式を指定する際は、条件判定を行う列に「$」を付ける