COUNTIF関数は、指定した範囲内で条件に一致するセルの数をカウントするExcelの関数です。
例えば、ある列に「合格」「不合格」の文字が入っている場合、COUNTIF関数を使って「合格」の数をカウントすることができます。
COUNTIF関数の基本的な構文
COUNTIF関数の書式は以下の通りです。
COUNTIF関数の使用方法
具体的な例で紹介します。
下の図のような表があり、「得点が80点以上の人」「男性」「女性」の人数をそれぞれ求めます。
![「得点が80点以上の人」「男性」「女性」の人数を求める](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_countif10.png)
まず「得点が80点以上の人」の人数から求めます。
人数を求めるセル「G2」を選択します。(①)
「数式」タブを選択します。(②)
「その他の関数」をクリックします。(③)
![人数を求めるセルを選択し、「数式」タブの「その他の関数」をクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_countif1.png)
表示されたメニューから「統計」にマウスをポイントします。(④)
表示された関数一覧から「COUNTIF」をクリックします。(⑤)
![「統計」から「COUNTIF」をクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_countif2-1024x611.png)
「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。
「範囲」のボックスにカーソルがあることを確認し、得点のセル「D3」から「D12」をドラッグします。(⑥)
![「範囲」には「D3:D12」を指定する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_countif3-1024x480.png)
「検索条件」のボックスをクリックし、「">=80"」と入力します。(⑦)
OKボタンをクリックします。(⑧)
![「検索条件」に「">=80"」と入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_countif4-1024x486.png)
これで「得点が80点以上の人」の人数を求めることができます。
![これで「得点が80点以上の人」を求めることができます](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_countif5.png)
次に「男性」の人数を求めます。
セル「G3」に先ほどと同様にCOUNTIF関数を入力します。
「範囲」には。「性別」の列のセル「C3」~「C12」を指定します。
「検索条件」のボックスには、「"男性"」と入力します。
これで「男性」の人数を求めることができます。
![「範囲」に「性別」の列を指定し、「検索条件」に「"男性"」と入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_countif6-1024x496.png)
「男性」「女性」の人数についてはセル参照でも求めることができます。
「範囲」にはセル「C3」から「C12」を指定し、オートフィルを行うために絶対参照にします。「$C$3:$C$12」
「検索条件」のボックスには、セル「F3」を指定します。
![「検索条件」にセル「F3」を指定する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_countif7-1024x488.png)
これで「男性」の人数を求めることができます。
「女性」にも反映するために、オートフィルを行います。
![オートフィルで「女性」にも反映する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_countif8.png)
これで「女性」の人数も求めることができます。
![これで「男性」「女性」の人数を求めることができる](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_countif9.png)
まとめ
以上が、COUNTIF関数の基本的な使い方です。COUNTIF関数は、単純な集計や分析に便利な関数です。ぜひ覚えておきましょう。
複数の条件を満たすセルを数える場合は、COUNTIFS関数を使用する必要があります。COUNTIFS関数については以下の記事をご覧ください。
![](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/04/excel_article_top.jpg)
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