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ExcelのCOUNTIF関数で複数条件(OR)でカウントする方法

Excelでデータを分析する際、特定の条件に一致するデータをカウントするためにCOUNTIF関数を使用することがよくあります。

しかし、複数の条件を指定してデータをカウントしたい場合には、COUNTIF関数を工夫して使用する必要があります。

本記事では、COUNTIF関数を使って複数条件(OR条件)でデータをカウントする方法を分かりやすく解説します。

記事内容

今回は、ExcelのCOUNTIF関数で複数条件(OR)でカウントする方法を紹介します。

COUNTIF関数は、指定した範囲内で特定の条件を満たすセルの数をカウントするための関数です。

基本構文は以下の通りです。

COUNTIF関数の書式

=COUNTIF(範囲, 条件)

  • 範囲: 条件を適用するセル範囲を指定します。
  • 条件: カウントするための基準を指定します。

COUNTIF関数単体ではOR条件を直接指定することはできません。

しかし、以下のように複数のCOUNTIF関数を組み合わせることで対応可能です。

方法: COUNTIF関数を足し合わせる

複数条件を指定する場合、それぞれの条件に対してCOUNTIF関数を使い、それらを足し合わせます。

例: 商品リストから"リンゴ"と"バナナ"の個数をカウントする

以下のようなデータがあるとします。

商品リストから"リンゴ"と"バナナ"の個数をカウントする
商品リストから"リンゴ"と"バナナ"の個数をカウントする

上記のデータで"リンゴ"と"バナナ"の合計個数をカウントする場合、以下のような数式を使用します。

=COUNTIF(B3:B12, "リンゴ") + COUNTIF(B3:B12, "バナナ")

=COUNTIF(B3:B12, "リンゴ") + COUNTIF(B3:B12, "バナナ")
=COUNTIF(B3:B12, "リンゴ") + COUNTIF(B3:B12, "バナナ")

商品リストから"リンゴ"と"バナナ"の個数をカウントすることができます。

商品リストから"リンゴ"と"バナナ"の個数をカウントすることができる
商品リストから"リンゴ"と"バナナ"の個数をカウントすることができる

Q1: COUNTIF関数で複数条件を指定する場合、どのように書けばいいですか?
A1: COUNTIF関数では直接複数条件を指定できないため、それぞれの条件を個別に書き、結果を足し合わせる必要があります。

Q2: AND条件でカウントしたい場合は?
A2: AND条件の場合、COUNTIFS関数を使用します。
COUNTIFS関数については以下の記事をご覧ください。

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Q3: COUNTIF関数とCOUNTIFS関数の違いは何ですか?
A3: COUNTIF関数は1つの条件をカウントするための関数で、COUNTIFS関数は複数条件を同時に指定してカウントするための関数です。

Q4: 「A列が〇またはB列が△」の場合はどうカウントしますか?
A4: COUNTIF関数をそれぞれの条件に対して使い、その結果を足し合わせることで実現できます。

Q5: OR条件を指定するときに注意する点はありますか?
A5: 条件が重複する場合は、重複分が二重にカウントされる可能性があるため注意が必要です。必要に応じて重複分を除外する工夫が必要です。

Q6: COUNTIF関数で条件に空白や非空白を指定できますか?
A6: はい、空白を条件にする場合は「""」、非空白を条件にする場合は「"<>"」を使います。

Q7: COUNTIF関数で数値範囲を条件に含める方法は?
A7: 「">=10"」や「"<20"」のような条件を指定することで、数値範囲を含めることが可能です。

Q8: 複数条件を指定する場合、どのようにセル参照を利用できますか?
A8: 条件をセルに入力し、そのセルをCOUNTIF関数内で参照することで、動的に条件を変更できます。

Q9: OR条件を効率的に設定する方法はありますか?
A9: SUMPRODUCT関数や配列数式を使うと、複数条件を効率的に設定できます。

ExcelのCOUNTIF関数を使って複数条件(OR)でデータをカウントする方法を解説しました。

COUNTIF関数では直接複数条件を指定できないため、それぞれの条件を個別にカウントして合計する方法を活用します。

この記事の内容を活用すれば、条件に応じた柔軟なデータ分析が可能になります。

ぜひ、実務や日常のデータ管理に役立ててください!

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