Wordで文書を作成する際、テキストボックスは図や表と一緒に使うなど、レイアウトの自由度を高める上で非常に便利な機能です。
しかし、テキストボックス内の文字と枠線の間に余白が空きすぎていたり、逆に狭すぎて見にくいといった経験はありませんか?
テキストボックスの余白を調整することで、より洗練された美しい文書を作成することができます。
テキストボックスの余白を調整する方法
Wordでテキストボックスの余白を調整する手順は次の通りになります。
余白を調整したいテキストボックスの枠の上で右クリックします。(①)
表示されたメニューから「図形の書式設定」をクリックします。(②)
「図形の書式設定」ウィンドウが表示されます。
「レイアウトとプロパティ」をクリックします。(③)
[左余白]、[右余白]、[上余白]、[下余白]の各ボックスに、テキストボックスの余白を指定します。(④)
これでテキストボックスの余白を設定することができます。
試しに、[左余白]、[上余白]を「0」に設定してみます。
これで左側は余白がなくなりましたが、上側はまだ空きが残ります。
上の余白をさらに調整したい場合
上の余白をさらに調整したい場合は、1行目の行間を調整する必要があります。
テキストボックス内の1行目にカーソルを移動します。(⑤)
「ホーム」タブの「段落」グループの「段落の設定」(右下の矢印)をクリックします。(⑥)
「段落」ダイアログボックスが表示されます。
「インデントと行間隔」タブをクリックします。(⑦)
「間隔」の「行間」のプルダウンをクリックします。(⑧)
プルダウンから「固定値」を選択します。(⑨)
間隔に数値を指定します。(⑩)
今回は、「15pt」と設定します。
そうすると下の図のように上の余白がなくなりました。
まとめ
テキストボックスの余白を適切に調整することで、文章の配置やレイアウトが一段と向上し、視覚的に整った文書を作成することができます。
特に、余白の調整は見た目だけでなく、読みやすさにも大きな影響を与える重要なポイントです。
今回の手順を活用し、状況に応じて柔軟に余白を調整して、用途に合った美しい文書を仕上げましょう。