Excel

Excelでn番目に小さい値を求める方法【SMALL関数】

2024年5月23日

Excelでデータを扱う際、n番目に小さい値を素早く見つけたい時に便利な関数が『SMALL関数』です。

この関数を使うことで、大量のデータの中から最も小さい値や、2番目、3番目に小さい値を簡単に取得することができます。

この記事では、SMALL関数の基本的な使い方と実際の使用例について解説します。

記事内容

今回は、ExcelのSMALL関数の使い方について紹介します。

SMALL関数の基本的な構文

SMALL関数の基本的な書式は以下の通りです。

SMALL関数の書式

=SMALL(範囲,順位)

  • 範囲: n番目に小さい値を求めたいセル範囲を指定します。
  • 順位: 何番目に小さい値を求めたいかを指定します。1を指定すると最小値、2を指定すると2番目に小さい値、...となります。

SMALL関数の使い方

SMALL関数の使い方を紹介します。

n番目に小さい値を求めたいセルを選択します。(①)

「数式」タブをクリックします。(②)

「関数ライブラリ」グループの「その他の関数」をクリックします。(③)

n番目に小さい値を求めたいセルを選択し、「数式」タブの「その他の関数」をクリックする
n番目に小さい値を求めたいセルを選択し、「数式」タブの「その他の関数」をクリックする

「統計」をクリックします。(④)

「SMALL」をクリックします。(⑤)

「統計」から「SMALL」をクリックする
「統計」から「SMALL」をクリックする

「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。

「配列」に、n番目に小さい値を求めたいセル範囲を指定します。(⑥)

今回の例では、セル「C4」~「C13」を指定し、他のセルに反映させるために絶対参照にします。

「$C$4:$C$13」と入力します。

「順位」に何番目の順位を求めたいかを入力します。(⑦)

数値を直接入力しても良いのですが、今回はセル参照でセル「E4」を指定します。

「配列」に小さい値を求めたいセル範囲、「順位」に何番目の順位を求めたいかを入力する
「配列」に小さい値を求めたいセル範囲、「順位」に何番目の順位を求めたいかを入力する

これで引数の入力が終わったので、OKボタンをクリックします。(⑧)

OKボタンをクリックする
OKボタンをクリックする

これで1番小さい数値を表示することができます。

他の順位についても求めるために、オートフィルで反映します。(⑨)

オートフィルで反映する
オートフィルで反映する

これで1~3番目に小さい数値を表示することができます。

1~3番目に小さい数値を表示することができる
1~3番目に小さい数値を表示することができる

まとめ

以上が、Excelでn番目に小さい値を求めるためのSMALL関数の使い方です。

この関数を使うことで、大量のデータから特定の順位にある値を素早く抽出でき、データ分析が効率化されます。

さまざまな場面で活用できるので、ぜひ試してみてください。

記事のまとめ

  • SMALL関数は、指定された範囲の中でn番目に小さい値を求める関数です。
  • SMALL関数の構文は、「=SMALL(範囲,順位)」

Excel関数の記事一覧はコチラ

検索

-Excel
-,