「月初や月末の日付を手動で入力していませんか？」Excelでは簡単な関数を使うだけで、これらの日付を自動で算出できます。
業務でスケジュール管理やデータ集計を行う際、月初や月末の日付を効率よく算出する方法を知っておくと便利です。
本記事では、月初・月末日付の求め方を解説します。
月初の日付を求める方法
年と月から月初の日付を求める場合
セルに入力されている年と月から月初の日付を求めるには、DATE関数を使用すると簡単に求めることができます。
DATE関数は、指定した「年」「月」「日」を基に有効な日付を作成するための関数です。
年と月から月初の日付を求めるには以下の数式を入力します。
=DATE(B3,C3,1)
- 年と月の引数には、それぞれのセルを指定します。
- 日には、１を入力します。
日付から月初の日付を求める場合
セルに入力されている日付から月初の日付を求めるには、DATE関数を使用する方法とEOMONTH関数を使用する方法などがあります。
DATE関数を使用する場合
DATE関数を使用する場合は以下の数式を入力します。
=DATE(YEAR(B3), MONTH(B3), 1)
- B3: 基準となる日付が入力されているセル。
YEAR(B3)で年を取得し、MONTH(B3)で月を取得して、それらを指定して1日を設定します。
EOMONTH関数を使用する場合
EOMONTH関数は月末の日付を求める関数ですが、この関数を使用しても月初の日付を求めることができます。
EOMONTH関数を使用して月初の日付を求めるには、以下の数式を入力します。
=EOMONTH(B3,-1)+1
- B3: 基準となる日付が入力されているセル。
EOMONTH(B3,-1)で前月の月末の日付を求めます。+1で前月の月末の日付に1を足して月初の日付を求めます。
月末の日付を求める方法
月末の日付はEOMONTH関数を使用することで簡単に求めることができます。
年と月から月末の日付を求める場合
年と月から月末の日付を求めるには以下の数式を入力します。
=EOMONTH(B3&"/"&C3,0)
B3&"/"&C3で2025/1という文字列を作成します。これにより2025/1/1という日付になります。0は基準月の月末を指定します。
日付から月末の日付を求める場合
日付から月末の日付を求めるには以下の数式を入力します。
=EOMONTH(B3,0)
- B3: 基準となる日付が入力されているセル。
0は基準月の月末を指定します。
よくある質問 (FAQ)
Q1. 月末の日付を求めるにはどの関数を使えば良いですか？
A1. 月末の日付を求めるには、EOMONTH関数を使用します。基準日と月のずれを指定するだけで簡単に算出できます。
Q2. 月初の日付を計算する方法はありますか？
A2. はい、DATE関数を使って、=DATE(YEAR(基準日), MONTH(基準日), 1) のように指定すれば月初の日付を求められます。または、EOMONTH関数で前月末日を求め、その結果に1を足すことで計算できます。
Q3 EOMONTH関数の基準日にはどんな形式の日付を使えますか？
A3. セル参照、または "YYYY/MM/DD" の形式で指定できます。
Q4. 今日の日付を基準に当月末を求める方法は？
A4. TODAY関数を使用して、=EOMONTH(TODAY(), 0) と入力すれば、当月末の日付を求められます。
Q5. 今日の日付を基準に当月月初を求める方法は？
A5. TODAY関数を使用して、=EOMONTH(TODAY(), -1)+1 と入力すれば、当月の月初の日付を求められます。
Q6. 日付ではなく数値が表示されてしまう場合はどうすればよいですか？
A6. シリアル値が表示されている可能性があります。セルの書式設定から表示形式で日付形式に設定してください。
まとめ
「Excelで月初や月末の日付を求める方法」を活用すれば、スケジュール管理やデータ分析の効率が格段にアップします。
EOMONTH関数やDATE関数を使えば、複雑な日付計算も簡単に自動化できます。
ぜひ、この記事で紹介したテクニックを日々の業務や個人の管理に役立ててみてください！