Excelでデータ入力を行う際、誤入力によるデータの破損を防ぐために、入力規則を設定することが重要です。
入力規則には様々な種類がありますが、その中でもよく使われるのが、「数値のみ入力可能」という設定です。
入力規則で数値だけ入力できるようにする方法
入力規則を使用して、数値だけ入力できるようにする設定は、次の手順になります。
数値のみを入力可能にしたいセルまたはセル範囲を選択します。(①)
「データ」タブをクリックします。(②)
「データツール」グループの「データの入力規則」をクリックします。(③)
![セルを選択し、「データ」タブ > 「データの入力規則」をクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/06/Excel_DataValidation_num1-1024x567.png)
「データの入力規則」ダイアログボックスが表示されます。
「入力値の種類」のプルダウンリストをクリックします。(④)
「整数」をクリックします。(⑤)
もし小数点の入力も許可したい場合は、「小数点数」をクリックします。
![「入力値の種類」から「整数」または「小数点数」を選択する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/06/Excel_DataValidation_num2.png)
「データ」のプルダウンリストをクリックします。(⑥)
入力できる数値の範囲を指定します。(⑦)
今回の例では、「0」以上の数値をできるようにしたいので、「次の値以上」をクリックします。
![「次の値以上」をクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/06/Excel_DataValidation_num3.png)
「最小値」に数値を設定します。(⑧)
今回の例では、「0」以上としたいので「0」と入力します。
![「最小値」を入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/06/Excel_DataValidation_num4.png)
必要に応じて、無効なデータが入力された際のエラーメッセージを設定します。
「エラーメッセージ」タブをクリックします。(⑨)
「タイトル」に、エラーメッセージのタイトルを入力します。(⑩)
「エラーメッセージ」に、エラーメッセージを入力します。(⑪)
これで設定が完了したので、OKボタンをクリックします。(⑫)
![エラーメッセージを設定する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/06/Excel_DataValidation_num5.png)
以上で、選択したセルまたはセル範囲に数値のみを入力可能にする設定が完了しました。
これにより、入力規則に従わないデータが入力された場合、ユーザーにエラーメッセージが表示され、データの一貫性と正確性を保つことができます。
まとめ
Excelの入力規則を活用することで、データ入力の誤入力を防ぎ、データの品質を高めることができます。
今回紹介した「数値のみ入力可能」という設定は、データの入力規則の中でも基本的な設定の一つですので、ぜひマスターしておきましょう。
記事のまとめ
- 数値のみを入力可能にしたいセルを選択し、「データ」タブ > 「データの入力規則」をクリックする
- 「入力値の種類」を「整数」または「小数」に設定、最小値、最大値などを設定する
- 「エラーメッセージ」タブで、エラーメッセージを設定(任意)
![](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/04/excel_article_top.jpg)
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