Excelを使用してデータを整理する際、重複したデータを避けることが重要です。
重複データが存在すると、集計や分析が正確に行えないだけでなく、データの信頼性も低下します。
重複データを入力できないようにする方法
Excelのデータ入力時に重複をチェックする方法は、入力規則とCOUNTIF関数を使用して行います。
設定手順は次の通りです。
最初に重複させたくない範囲を選択します。(①) 今回は、B列を重複させたくないので、B列を選択。
「データ」タブを選択します。(②)
「データツール」グループの「データの入力規則」をクリックします。(③)
![重複させたくない範囲を選択し、「データ」タブから「データの入力規則」をクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Excel_duplicate1-1024x544.png)
「データの入力規則」ダイアログボックスが表示されます。
「設定」タブを選択します。(④)
「入力値の種類」から「ユーザー設定」を選択します。(⑤)
![「入力値の種類」を「ユーザー設定」にする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Excel_duplicate2.png)
「数式」の欄に「=COUNTIF(B:B,B1)=1」と入力します。(⑥)
今回は、B列が対象なので、「B」になってします。設定する際は適宜変更してください。
数式の意味としては、B列の中でセル「B1」の値をカウントし、1件であるという条件になります。
![](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Excel_duplicate3.png)
「エラーメッセージ」タブを選択します。(⑦)
「タイトル」と「エラーメッセージ」に任意の文字を設定してください。(⑧)
最後にOKボタンを押します。(⑨)
![エラーメッセージを設定する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Excel_duplicate4.png)
これで重複データを入力できない入力規則の設定が終わりました。
テストとして重複データを入力してみます。
重複するデータの「A0001」と入力して、「Enter」キーを押すと、
![重複するデータを入力しようとすると](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Excel_duplicate5.png)
エラーメッセージが表示され入力することができません。
![エラーメッセージが表示され入力することができない](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Excel_duplicate6.png)
まとめ
今回の方法を使用することで、Excelで重複データを入力できないようにすることができます。データの正確性と信頼性を確保するために、データ入力時に適切なチェックを行うことが重要です。
![](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/04/excel_article_top.jpg)
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