SUMIF関数とは、Excelで特定の条件に合致するセルの合計を求める関数です。例えば、売上表からある商品の売上だけを合計したい場合や、支出表からあるカテゴリーの支出だけを合計したい場合などに便利です。
SUMIF関数の書式は以下の通りです。
=SUMIF(範囲,条件,合計範囲)
- 範囲は、条件を適用するセルの範囲です。
- 条件は、合計するセルを絞り込むための条件です。条件は、数値や文字列、セル参照などが使えます。
- 合計範囲は、条件に合致するセルと対応するセルの範囲です。
具体的な使用例で説明します。

の表のように各店の売上金額が記された表があり、それぞれ各店の売上金の合計を求めたいとします。
まず、新宿店の売上金額を求めたいので、セルG3にSUMIF関数を入力します。

第一引数には、C列の各店の名前が書いてある範囲C3:C11を指定します。この後、オートフィルで他店も求めたいので、絶対参照にしておきます。
第二引数には、今回求めたい店舗名を指定します。G3には新宿店の合計を求めたいので、新宿店と書かれているセルF3を指定します。
第三引数には、合計を求めるための数値が入力されているセルD3:D11を指定します。これもオートフィルの為に絶対参照にしておきます。
これを確定すると

のように新宿店のみの合計金額を求めることができました。
残りの店舗にもオートフィルを使って反映させると

のように各店についての合計を求めることができました。
SUMIF関数は、単純な条件でセルの合計を求める場合に便利ですが、複数の条件で絞り込みたい場合はSUMIFS関数を使う必要があります。
以上でSUMIF関数の説明に関しては終了になります。
まとめ
Excelには今回ご紹介したSUMIF関数以外にも便利な関数や機能などがたくさんあります。
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