AVERAGEIF関数は、指定した条件に一致するセルの平均値を計算するExcelの関数です。例えば、あるリストにある商品の売上データがあり、その中から特定の商品の売上平均を求めたい場合に、AVERAGEIF関数を使うことができます。
AVERAGEIF関数の書式は以下の通りです。
=AVERAGEIF(範囲, 条件, 平均範囲)
- 範囲は、条件を適用するセルの範囲です。
- 条件は、平均値を計算する対象となるセルに適用する条件です。条件は、数値、文字列、論理式などが使えます。
- 平均範囲は、平均値を計算するセルの範囲です。
具体的な使用例で説明します。

の表のように各店の売上金額が記された表があり、それぞれ各店の売上金の平均を求めたいとします。
まず、新宿店の売上金額の平均を求めたいので、セルG3にAVERAGEIF関数を入力します。

第一引数には、C列の各店の名前が書いてある範囲C3:C11を指定します。この後、オートフィルで他店も求めたいので、絶対参照にしておきます。
第二引数には、今回求めたい店舗名を指定します。G3には新宿店の平均を求めたいので、新宿店と書かれているセルF3を指定します。
第三引数には、平均を求めるための数値が入力されているセルD3:D11を指定します。これもオートフィルの為に絶対参照にしておきます。
これを確定すると

のように新宿店のみの平均金額を求めることができました。
残りの店舗にもオートフィルを使って反映させると

のように各店についての平均を求めることができました。
AVERAGEIF関数は、単純な条件でセルの平均を求める場合に便利ですが、複数の条件で絞り込みたい場合はAVERAGEIFS関数を使う必要があります。
以上でAVERAGEIF関数の説明に関しては終了になります。
まとめ
Excelには今回ご紹介したAVERAGEIF関数以外にも便利な関数や機能などがたくさんあります。
Excelの関数で分からないことがある、Excelを基礎から習いたいなどありましたら東村山市のパソコン教室キュリオステーション久米川店では、初心者向けのExcel講座を開講しております。ご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。