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ExcelのVLOOKUP関数で0(ゼロ)を表示しない方法

ExcelのVLOOKUP関数でデータを探し出す際、目的のデータが空白のときに「0」と表示されてしまうことがあります。

この「0」を表示させたくない場合は、いくつかの方法があります。

本記事では、VLOOKUP関数で0を表示させないための具体的な方法を解説します。

記事内容

今回は、ExcelのVLOOKUP関数で0(ゼロ)を表示しない方法を紹介します。

ExcelのVLOOKUP関数で検索結果に「0」が表示される原因は、参照先のセルが空白であることです。

この「0」を表示しないようにするには、いくつかの方法があります。

参照先のセルが空白の場合に、0が表示される
参照先のセルが空白の場合に、0が表示される

最もシンプルで一般的な方法です。

VLOOKUP関数の結果に、空の文字列""(ダブルクォーテーション2つ)を連結することで、0を空白として表示できます。

=VLOOKUP(F3,B3:D5,3,FALSE)&""

  • VLOOKUP(F3,B3:D5,3,FALSE)の部分は、通常のVLOOKUP関数です。
  • &""の部分で、VLOOKUPの結果に空の文字列を連結しています。これにより、結果が0の場合、0と""が連結され、最終的に""(空白)として表示されます。
=VLOOKUP(F3,B3:D5,3,FALSE)&""
=VLOOKUP(F3,B3:D5,3,FALSE)&""

VLOOKUPの結果が空白かどうかを判定し、空白の場合は""、それ以外の場合はVLOOKUPの結果を表示するIF関数を使用します。

=IF(VLOOKUP(F3,B3:D5,3,FALSE)="","",VLOOKUP(F3,B3:D5,3,FALSE))

  • VLOOKUP(F3,B3:D5,3,FALSE)=""の部分で、VLOOKUPの結果が空白かどうかの判定をしています。
  • 空白の場合は""(空白)、それ以外の場合はVLOOKUPの結果をそのまま表示します。
=IF(VLOOKUP(F3,B3:D5,3,FALSE)="","",VLOOKUP(F3,B3:D5,3,FALSE))
=IF(VLOOKUP(F3,B3:D5,3,FALSE)="","",VLOOKUP(F3,B3:D5,3,FALSE))

Q1: 数式を変更する方法以外に、0を非表示にする方法はありますか?
A1: 他には以下のような方法があります。

  • 書式設定: セルの書式設定で、0を非表示にするように設定できます。ただし、セル内の値自体は0のままなので、他の計算に影響する場合があります。
  • 条件付き書式: 0の場合に、フォントの色を白にするなどして、0を見えないようにします。

Q2: VLOOKUP関数の結果が#N/Aエラーになる場合はどうすればいいですか?
A2: N/Aエラーは、一致する値が見つからない場合に発生します。IFERROR関数を使用することで、エラーが発生した場合に別の値を表示できます。

=IFERROR(VLOOKUP(F3,B3:D5,3,FALSE)&"", "データなし")

ExcelのVLOOKUP関数で0を表示させない方法は、状況に応じて様々な方法があります。

それぞれの方法の特徴を理解し、適切な方法を選択することで、より見やすい表を作成することができます。

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