ExcelのCOUNTA関数は、セル範囲内の空白以外のセルの数を数える関数です。COUNTA関数は数値やテキストなど、どんな種類のデータであっても、空白以外であればカウントします。この関数を活用することで、データの入力状況や個数を簡単に把握することができます。
COUNTA関数の基本的な構文は以下の通りです。
=COUNTA(値1, [値2], ...)
値1, 値2, ... にはカウントしたいデータが含まれるセルの範囲や値を指定します。値を複数指定することができます。セル範囲を指定する場合は、セル範囲を「A1:A10」のように表記します。
例えば、A1セルからA5セルまでの範囲に数値やテキストが入力されている場合、以下のようにCOUNTA関数を使用して数えることができます。
=COUNTA(A1:A5)
COUNTA関数は、上記の例でA1からA5の5つのセルに入力がある場合、5という結果を返します。空白以外のセルが何個あるかをカウントすることができるのです。
※注意点
COUNTA関数は空白以外のデータの個数を数えるため、空白文字(半角スペースや全角スペース)が含まれている場合もカウントします。また、数式などの結果により空白でも(見た目は空白でも)、COUNTA関数でカウントされることに注意してください。
具体的な使用例で説明します。

のような表があり、セルB13に会員数を表示したいとします。
COUNT関数を使用して会員数を数えようとすると

0になってしまい正しく求めることができませんでした。
次にCOUNTA関数を使用して会員数を数えてみましょう。

範囲には氏名が書かれているセル「B3:B12」を設定しOKボタンを押下します。

のように会員数が10と表示され正しい値を求めることができました。
このようにCOUNTA関数は、セル範囲内にあるデータの個数を簡単に数えることができ、データ分析や集計に非常に便利です。ぜひ上手に活用して、効率的なデータ処理を行いましょう。
COUNT関数とCOUNTA関数の説明に関してはこちらの記事もご覧ください。
まとめ
Excelには今回ご紹介したCOUNTA関数以外にも便利な関数や機能などがたくさんあります。
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