ExcelのRANK.EQ関数は、指定した数値がリスト内で何番目に大きい(または小さい)かを返す関数です。
この関数を使用することで、データ内での数値の順位を簡単に求めることができます。
RANK.EQ関数の基本的な構文
RANK.EQ関数の基本的な書式は以下の通りです。
RANK.EQ関数の使い方
RANK.EQ関数の使い方を紹介します。
下の図のような表で、得点の高い順に順位を表示します。
手順は次の通りになります。
順位を表示したいセルを選択します。(①)
「数式」タブをクリックします。(②)
「関数ライブラリ」グループの「その他の関数」をクリックします。(③)
「統計」をクリックします。(④)
「RANK.EQ」をクリックします。(⑤)
「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。
「数値」に順位付けを行いたい数値を指定します。(⑥)
今回の例では、セル「C3」を指定します。
「参照」に順位付けの対象となるセル範囲を指定します。(⑦)
今回は、セル「C3」から「C12」を指定します。また、他のセルに反映するために絶対参照にします。
入力する内容としては、「$C$3:$C$12」になります。
「順序」に大きい数値を1位とするか、少ない数値を1位とするか指定します。(⑧)
今回は、得点の高い方を1位としたいので、「0」と入力します。
これで引数の指定は完了しました。
数式としては、
=RANK.EQ(C3,$C$3:$C$12,0)
になります。
最後にOKボタンをクリックします。(⑨)
これで先頭のセルの順位を表示することができます。
他のセルにオートフィルで反映します。(⑩)
これで順位を表示することができます。
なお、RANK.EQ関数は同じ数値が複数ある場合、同じ順位を返します。
今回の例では、「90」が2人いるので、2位が2人いて、3位がいなくなります。
まとめ
ExcelのRANK.EQ関数は、データ内で特定の数値の順位を求めるのに非常に便利です。基本的な使い方を理解し、さまざまなシナリオで活用することで、データ分析やレポート作成がより効率的になります。ぜひ、日々の業務に役立ててください。
記事のまとめ
- RANK.EQ関数は、データ内で特定の数値の順位を求める関数です。
- RANK.EQ関数の構文は、「=RANK.EQ(数値, 範囲, [順序])」
- RANK.EQ関数は、同じ数値が複数ある場合、同じ順位を返す。
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