表を作成している時に掛け算を行うことはよくあると思います。
電卓で計算してもよいのですが、面倒ですし計算間違いをする可能性がありますよね。
そんなときはExcelに計算してもらった方が一瞬にかつ確実に計算を行うことができます。
数値を直接入力する方法
最初に、直接数値を入力して計算する方法を紹介します。
今回は、「5×2」を入力する例で手順を紹介します。
まず計算式を入力するセルをクリックします。
![計算式を入力するセルを選択する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/04/Excel_Multiplication9.png)
次に「=」を入力します。
計算式を入力する際は、必ず「=」を最初に入力します。
計算での記号は、半角(日本語入力OFF)で入力するようにしましょう。
![最初に「=」を入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/04/Excel_Multiplication10.png)
「=」を入力したら、「5*2」と入力します。
掛け算を表す記号は一般的には「×」を使用しますが、Excelでは「*」(アスタリスク)を使用します。
最後に「Enter」キーを押します。
![計算式を入力する。掛け算の記号は「*」(アスタリスク)で入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/04/Excel_Multiplication11.png)
これで「5×2」を行うことができました。
![最後にEnterキーを押せば計算される](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/04/Excel_Multiplication12.png)
直接数字を入力する方法を紹介しましたが、よく使用するのは次に紹介するセルを参照する方法になります。
セルに入力されている数値で計算をする方法
次に、セルに入力されている数値で計算を行う方法を紹介します。
この方法がもっとも基本となるやり方になります。
下の図で「単価」×「数量」の結果を「金額」に表示します。
まずセル「G4」に「E4」×「F4」の掛け算を求めたいとします。
まず計算での記号は、半角(日本語入力OFF)で入力するようにしましょう。
最初にセル「G4」をクリックします。(①)
![掛け算を行いたいセルをクリック](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_Multiplication1.png)
次に「= (イコール)」を入力します。(②)
![「=」を入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_Multiplication2.png)
次に「単価」のセル「E4」を選択(クリック)します。(③)
![掛け算の対象の数字が書かれているセルをクリック](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_Multiplication3.png)
その次に「*」(アスタリスク)を入力します。(Excelでは掛け算を表す記号は*(アスタリスク))
![*(アスタリスク)を入力](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_Multiplication4.png)
最後に「数量」のセル「F4」をクリックします。(⑤)
![もう一つの掛け算の対象の数字をクリック](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_Multiplication5.png)
これで計算式は完成したので、最後に「ENTER」キーを押します。これで掛け算ができます。(⑥)
数式としては、「=E4*F4」になります。
![最後は必ず「ENTER」キーを押す](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_Multiplication6.png)
これで掛け算を行うことができたので、他のセルにも反映します。
セル「G4」をクリックして、オートフィルを行います。(右下の■をドラッグする)
![オートフィルで他のセルにも反映する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_Multiplication7.png)
これで「金額」を計算することができました。
![これで「単価」×「数量」を計算することができた](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/02/Excel_Multiplication8.png)
PRODUCT関数を使用する方法
次にPRODUCT関数を使用した方法を紹介します。
PRODUCT関数は、引数として指定された数値の積を返す関数です。
実際に下の例を使い入力してみます。
今回は、「A×B×C」を行います。
最初に掛け算を行いたいセル「E3」をクリックします。(①)
「数式」タブをクリックします。(②)
「関数ライブラリ」グループの「数学/三角」をクリックします。(③)
![「数式」タブの「数学/三角」をクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Excel_PRODUCT1.png)
そうすると一覧が表示されるので「PRODUCT」をクリックします。(④)
![「PRODUCT」をクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Excel_PRODUCT2.png)
「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。
「数値1」の入力欄にカーソルがあることを確認し、掛け算をした数値のセル「B3」から「D3」をドラッグします。(⑤)
そうすると、「数値1」に「B3:D3」と表示されます。
※もし他にも掛け算をしたい数値がある場合は、「数値2」以降に同じように入力します。
最後にOKボタンを押します。(⑥)
![掛け算を行う数値の場所をドラッグする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Excel_PRODUCT3.png)
これで掛け算を行うことができます。
![掛け算を行うことができる](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/01/Excel_PRODUCT4.png)
まとめ
今回はExcelでの掛け算のやり方を紹介しました。
これらはExcelの基本になりますのでしっかりと覚えておきましょう。
記事のまとめ
- 計算式は、「半角」で入力します。
- 計算式は、先頭に「=」を入力します。
- 掛け算の記号は「*」を入力します。
- 計算式の最後には、「Enter」キーを押します。
- PRODUCT関数を使用しても、掛け算を行うことができます。
なお他の四則演算の足し算、引き算、割り算の方法については以下の記事をご覧ください。
![](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/04/excel_article_top.jpg)
Excelの基本的な操作方法から、便利な機能の活用術まで、幅広く紹介しています。
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