Excelを使用する際に、数値を割り算して結果を得る必要があることはよくあります。
Excelでは、割り算を行うための様々な方法があります。
直接数値を入力する方法
最初に直接計算式を入力する方法を紹介します。
今回は、5から2を割る計算式を入力する例で手順を紹介します。
まず計算式を入力するセルをクリックします。
![計算式を入力するセルを選択する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division1.png)
次に「=」を入力します。
計算式を入力する際は、必ず「=」を最初に入力します。
![最初に「=」を入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division2.png)
「=」を入力したら、「5/2」と入力します。
※Excelでは割るの記号は「÷」のかわりに「/」(スラッシュ)を使用します。
最後に「Enter」キーを押します。
![計算式を入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division3.png)
これで「=5/2」を行うことができました。
![最後にEnterを押せば計算される](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division4.png)
今回は、直接数字を入力する場合でしたが、よく使うのは次に紹介するセルを参照するやり方になります。
セルに入力されている数値で計算する方法
次に、セルに入力されている数値で計算を紹介します。
この方法がもっとも基本となるやり方になります。
今回は「A3」の値から「B3」の値で割った答えを「C3」に表示します。
まず「C3」を選択します。
![割り算を行うセルを選択する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division5.png)
次に「=」を入力します。
![最初に「=」を入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division6.png)
セル「A3」をクリックします。そうすると数式に「A3」が入力されます。
![割られる数のセルを選択する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division7.png)
「/」(スラッシュ)を入力します。
![「/」を入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division8.png)
セル「B3」をクリックします。
これで数式として「=A3/B3」と入力されたので、最後に「Enter」キーを押します。
![割る数のセルを選択する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division9.png)
これで計算を行うことができました。
![最後にEnterを押せば計算される](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division10.png)
割り算の商を求める関数を使う
Excelに割り算を行う関数はありません。
近い関数として、割り算の商を求める関数のQUOTIENT関数と割り算の余りを求める関数のMOD関数があります。
まず割り算の商を求めるQUOTIENT関数から紹介します。
商を表示するセルを選択します。(①)
「数式」タブを選択します。(②)
「関数ライブラリ」グループの「数学/三角」をクリックします。(③)
一覧が表示されるので、「QUOTIENT」をクリックします。(④)
![「数学/三角」から「QUOTIENT」をクリック](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division11.png)
「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。
「分子」に割られる数のセルを指定します。
「分母」に割る数のセルを指定します。
その後、OKボタンを押します。
![「分子」と「分母」を入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division12.png)
そうすると割り算の商が表示されます。今回は5÷2なので、2と表示されます。
![割り算の商を求めることができる](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division13.png)
割り算の余りを求める関数を使う
まず割り算の余りを求めるMOD関数から紹介します。
余りを表示するセルを選択します。(①)
「数式」タブを選択します。(②)
「関数ライブラリ」グループの「数学/三角」をクリックします。(③)
一覧が表示されるので、「MOD」をクリックします。(④)
![「数学/三角」から「MOD」をクリック](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division14.png)
「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。
「分子」に割られる数のセルを指定します。
「分母」に割る数のセルを指定します。
その後、OKボタンを押します。
![「分子」と「分母」を入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division15.png)
そうすると割り算の余りが表示されます。今回は5÷2なので、1と表示されます。
![割り算の余りを求めることができる](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_division16.png)
まとめ
これでExcelで割り算の入力方法の説明を終わります。
計算式を入力する際は、以下に注意しましょう。
記事のまとめ
- 計算式は、半角で入力します。
- 計算式は、先頭に「=」を入力します。
- 割り算は、「÷」ではなく「/」を使う。
- 計算式の最後には、Enterキーを押します。
- 割り算を行う関数はない。
- 割り算の商を求めたい場合は、QUOTIENT関数
- 割り算の余りを求めたい場合は、MOD関数
他の四則演算の足し算、引き算、掛け算のやり方は以下の記事をご覧ください。
![](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/04/excel_article_top.jpg)
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