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【Excel】ROUNDDOWN関数を使って指定の桁数で切り捨てる方法

2023年9月15日

ExcelのROUNDDOWN関数は、特定の桁数で数値を切り捨てたいときに便利です。

例えば、小数点以下の不要な部分を排除したり、計算結果を調整したい場合に役立ちます。

たとえば、「=ROUNDDOWN(3.14159,2)」とすると、「3.14」という結果が得られます。

本記事では、ROUNDDOWN関数の使い方とその応用例をご紹介します。

記事内容

今回は、ExcelのROUNDDOWN関数で指定の桁数で切り捨てる方法について紹介します。

ROUNDDOWN関数の書式

ROUNDDOWN関数の書式は以下の通りです。

ROUNDDOWN関数の書式

=ROUNDDOWN(数値,桁数)

  • 数値は切り捨てる対象の数値です。
  • 桁数は切り捨てる桁数を指定します。桁数が正の場合は小数点以下の桁数を、桁数が負の場合は小数点以上の桁数を指定します。桁数が0の場合は整数に切り捨てます。

ROUNDDOWN関数の入力方法

ROUNDDOWN関数の入力方法は、次のようになります。
まずROUNDDOWN関数を入力するセルを選択します。
次に数式タブを選択し、「数学/三角」を選択します。
関数の一覧が表示されますので、ROUNDDOWN関数を探し選択します。

ROUNDDOWN関数の入力方法
ROUNDDOWN関数の入力方法

ROUNDDOWN関数を選択するとダイアログボックスが表示されます。
ROUNDDOWN関数の「数値」の欄に対象となる数値が入力されているセルを選択します。

対象となる数値のセルを指定
対象となる数値のセルを指定

次に「桁数」の欄に切り捨てを行う桁数を指定します。

小数点以下の指定桁数で切り捨てを行う方法

小数点以下の指定桁数で切り捨てを行う場合について説明します。
ROUNDDOWN関数における小数点以下の桁数は正の数で指定を行います。
今回の例では、小数点第3位以下を切り捨てすることにするので、桁数には「2」と指定します。

小数点以下の桁数は正の数で指定
小数点以下の桁数は、正の数で指定

確定すると小数点第3位以下が切り捨てられ、小数点第2位までで表示されるようになりました。

指定の桁数で切り捨てが行われる
指定の桁数で切り捨てが行われる

小数点以下を切り捨てる方法

小数点以下を切り捨てたい場合は、ROUNDDOWN関数の「桁数」には「0」と指定します。

小数点以下を切り捨てる場合は、「桁数」には0を指定
小数点以下を切り捨てる場合は、「桁数」には0を指定

ROUNDDOWN関数の「桁数」に「0」と指定すると小数点以下が切り捨てられ、整数のみで表示されるようになりました。

「桁数」に「0」を指定すると、小数点以下が切り捨てられる
「桁数」に「0」を指定すると、小数点以下が切り捨てられる

整数の指定桁数で切り捨てる方法

整数の指定桁数で切り捨てたい場合は、負の数でROUNDDOWN関数の「桁数」を指定します。
今回は、十の位以下を切り捨てるとして、ROUNDDOWN関数の「桁数」には「-2」と指定します。

整数の桁数を指定するときは負の数を指定
整数の桁数を指定するときは、負の数を指定

確定すると十の位以下が切り捨てられ、一の位と十の位には「0」と表示されるようになりました。

指定桁数で切り捨てられ、切り捨てられた桁は0となる
指定桁数で切り捨てられ、切り捨てられた桁は「0」となる

よくある質問 (FAQ)

Q1. ROUNDDOWN関数の構文を教えてください。
A1. ROUNDDOWN関数の構文は =ROUNDDOWN(数値, 桁数) です。「数値」は切り捨てる対象、「桁数」はどの桁まで残すかを指定します。

Q2. 小数点以下を切り捨てて整数にするにはどうすればいいですか?
A2. =ROUNDDOWN(A1, 0) のように桁数を「0」に指定してください。これで小数点以下が切り捨てられて整数になります。

Q3. 小数点以下2桁まで残して切り捨てたい場合の設定を教えてください。
A3. =ROUNDDOWN(A1, 2) を使用すれば、小数点以下3桁目以降が切り捨てられ、小数点以下2桁まで残ります。

Q4. 整数の一桁目を切り捨てるにはどうすればいいですか?
A4. マイナスの桁数を指定します。たとえば =ROUNDDOWN(A1, -1) を使うと、一の位が切り捨てられ、十の位までの数値になります。

Q5. ROUNDDOWN関数とROUND関数の違いは何ですか?
A5. ROUNDDOWN関数は無条件で切り捨てますが、ROUND関数は四捨五入します。たとえば「5.6」の場合、ROUNDDOWNは「5」、ROUNDは「6」になります。

Q6. 切り捨てではなく切り上げをしたい場合はどうすればいいですか?
A6. 切り上げをするには ROUNDUP 関数を使用してください。構文は ROUNDDOWN と同じです。

Q7. 複数のセルに一度にROUNDDOWN関数を適用する方法はありますか?
A7. 最初のセルにROUNDDOWN関数を設定し、そのセルをオートフィル機能でドラッグすれば、複数のセルに適用できます。

まとめ

ROUNDDOWN関数を使用する上での注意点として、小数点以下の桁数は正の数で、逆に整数の桁数の指定は負の数での指定になりますので間違えないように注意しましょう。

ROUNDDOWN関数は、四捨五入や切り上げではなく、必ず切り捨てることに注意してください。また、ROUNDDOWN関数は、負の桁数を指定することで、10の倍数や100の倍数などに切り捨てることができます。これは、大きな金額や数量などを扱うときに便利です。

なお、四捨五入を行う場合は、ROUND関数を使用します。また、切り上げを行う場合は、ROUNDUP関数を使用します。

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記事のまとめ

  • ROUNDDOWN関数は切り捨てを行う関数。
  • 切り捨てを行う桁数は、引数で指定することができる。
  • 小数点以下を切り捨てする場合は、「桁数」には「0」を指定する。
  • 小数点以下の指定の桁数で切り捨てする場合は、「桁数」には正の数を指定する。
  • 整数の指定桁数で切り捨てする場合は、「桁数」には負の数を指定する。

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