Excelで日付データを扱う際、月だけを抽出したい場合に役立つのが『MONTH関数』です。
この関数を使えば、日付から簡単に『月』の部分を取り出し、データ分析や整理がより効率的に行えます。
この記事では、MONTH関数の基本的な使い方を詳しく解説します。
MONTH関数の基本的な構文
MONTH関数は、引数として指定された日付データから、1~12 の範囲の整数を返します。
この整数は、その日付が属する月を表します。
MONTH関数の使い方
MONTH関数の使い方を紹介します。
月を表示したいセルを選択します。(①)
「数式」タブをクリックします。(②)
「関数ライブラリ」グループの「日付/時刻」をクリックします。(③)
関数の一覧から「MONTH」をクリックします。(④)
「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。
「シリアル値」に月を抽出したい日付のセルを指定します。(⑤)
今回の例では、セル「B3」をクリックします。
OKボタンをクリックします(⑥)
指定したセルから月だけを抽出して表示することができます。
他のセルにオートフィルで反映します。(⑦)
これで日付から月だけを抽出することができます。
よくある質問 (FAQ)
Q1: MONTH関数はどのように使えばいいですか?
A1: 日付のあるセルを指定して、=MONTH(セル)
と入力することで、その日付から月の数字だけを抽出できます。
Q2: MONTH関数で月の名前(例: 1月、2月など)を表示することはできますか?
A2: MONTH関数自体は月の数値のみを表示しますが、TEXT関数を組み合わせて=TEXT(MONTH(セル), "0月")
のように入力すると、1月や2月といった形式で表示できます。
Q3: 他のシートにある日付データから月を抽出するにはどうすればいいですか?
A3: 他のシート名を参照して、例えば=MONTH(シート名!セル)
のように入力すると、別シートのセルから月を抽出できます。
Q4: MONTH関数でエラーが出る場合の原因は何ですか?
A4: エラーが出る主な原因は、参照しているセルに日付形式以外のデータが入っていることが考えられます。正しい日付形式になっているか確認してください。
Q5: 抽出した月の数値をセルに自動で表示する方法はありますか?
A5: MONTH関数を使って数式を入力すると、自動的に数値が表示されます。日付が更新されると、その月も自動で更新されます。
まとめ
以上が、ExcelでMONTH関数を使って日付から『月』を抽出する方法です。
簡単な操作で日付データから月を取り出せるので、データ分析や整理が効率化されます。
ぜひ、この便利な関数を日常の作業に活用してみてください。
なお、同じように日付から年だけを抽出する関数はYEAR関数、日付から日だけを抽出する関数はDAY関数になります。
記事のまとめ
- 日付から月だけを抽出するには、MONTH関数を使用する
- MONTH関数の構文は、「=MONTH(シリアル値)」
- シリアル値には、月を抽出したい日付を指定する