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ExcelのWORKDAY.INTL関数で指定した曜日と祝日を除いた日付を計算する方法

2024年8月6日

この記事は約 2 分で読めます

ExcelのWORKDAY.INTL関数は、指定した開始日から指定した営業日数後の日付を計算するための関数です。

WORKDAY関数が土日(週末)を自動的に除外して日付を計算するのに対し、WORKDAY.INTL関数は週末の設定をカスタマイズできる点が大きな特徴です。

これにより、企業独自の休日設定に対応した日付計算が可能になります。

記事内容

今回は、ExcelのWORKDAY.INTL関数の使い方について紹介します。

WORKDAY.INTL関数の基本的な構文

WORKDAY.INTL関数の基本的な構文は次の通りです。

WORKDAY.INTL関数の書式

=WORKDAY.INTL(開始日, 日数, 週末, [休日])

  • 開始日: 計算の基準となる日付を指定します。
  • 日数: 開始日から数える日数を指定します。正の値を指定すると未来の日付、負の値を指定すると過去の日付が計算されます。
  • 週末: 週末の設定を指定します。
  • 休日: (省略可)祝日など、稼働日数から除外したい日付を範囲で指定します。

週末の指定方法は以下のようになります。

週末曜日
1 または省略土曜日、日曜日
2日曜日、月曜日
3月曜日、火曜日
4火曜日、水曜日
5水曜日、木曜日
6木曜日、金曜日
7金曜日、土曜日
11日曜日のみ
12月曜日のみ
13火曜日のみ
14水曜日のみ
15木曜日のみ
16金曜日のみ
17土曜日のみ

もっと細かく設定したい場合は、「"0000011"」のように指定することもできます。

先頭の数字が月曜日で、それ以降が火曜日・・・となり最後の数字が日曜日を表します。

週末指定したい場合は「1」それ以外は「0」で指定します。

例えば、月曜日と水曜日を週末とする場合は、「"1010000"」と指定します。

WORKDAY.INTL関数の使い方

ExcelのWORKDAY.INTL関数の使い方を紹介します。

B列の日付から3営業日後の日付をC列に表示します。その際に、週末は土曜日のみとして計算します。

日付を表示するセルを選択します。(①)

「数式」タブをクリックします。(②)

「関数ライブラリ」グループにある「日付/時刻」をクリックします。(③)

「数式」タブの「日付/時刻」をクリックする
「数式」タブの「日付/時刻」をクリックする

「WORKDAY.INTL」をクリックします。(④)

「WORKDAY.INTL」をクリックする
「WORKDAY.INTL」をクリックする

「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。

「開始日」に基準となる日付のセルを指定します。(⑤)

基準となる日付を指定する
基準となる日付を指定する

「日数」に「3」と入力します。(⑥)

「3」を入力する
「3」を入力する

「週末」は土曜日のみにしたいので「17」と入力します。(⑦)

「17」を入力する
「17」を入力する

「祭日」に祝日の日付の一覧を指定します。(⑧)

※祝日の指定をする場合は、祝日の一覧を準備しておく必要があります。

※他のセルにコピーする場合は、絶対参照にしておきます。

※祝日は省略して大丈夫です。

祝日の一覧を指定する
祝日の一覧を指定する

これで引数の指定が完了したので、OKボタンをクリックします。(⑨)

OKボタンをクリックする
OKボタンをクリックする

シリアル値で表示されるので、表示形式を変更して日付形式に変更し、他のセルにコピーします。

シリアル値で表示されるので表示形式を変更する
シリアル値で表示されるので表示形式を変更する

これで土曜日のみを週末として、3営業日後の日付を表示することができます。

3営業日後の日付を表示することができる
3営業日後の日付を表示することができる

まとめ

WORKDAY.INTL関数は、WORKDAY関数よりも柔軟な日付計算を可能にする関数です。

記事のまとめ

  • WORKDAY.INTL関数は、週末の設定をカスタマイズして、指定した開始日から指定した営業日数後の日付を計算する関数
  • WORKDAY.INTL関数の構文は、「WORKDAY.INTL(開始日, 日数, 週末, [休日])」

Excelの基本的な操作方法から、便利な機能の活用術まで、幅広く紹介しています。

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