Excelのフラッシュフィルとは、入力済みのデータからエクセルが自動で法則性を見つけ出し、列全体のデータに同じ処理を施すことができる機能です。
フラッシュフィルを使う方法
以下のような表があり、「氏名」から「姓」と「名」に分けたいと思います。
※「氏名」に入力されているデータは「姓」と「名」の間に半角スペースが入っています。
![「氏名」から「姓」と「名」を抽出する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_flashfill1.png)
まず、「姓」の方から行います。
セル「C3」に「鈴木」と入力します。(①)
![1つデータを入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_flashfill2.png)
次にセル「C3」を選択します。表内のC列であればどこでも大丈夫です。(②)
「データ」タブを選択します。(③)
「データツール」グループの「フラッシュフィル」をクリックします。(④)
※なお、フラッシュフィルのショートカット、「Ctrl」+「E」でもできます。
![フラッシュフィルをクリックする](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_flashfill3.png)
そうすると、「姓」が抽出されました。
![のこりのセルに「姓」が自動的に入力される](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_flashfill4.png)
次に「名」を抽出します。
セル「D3」に「武志」と入力します。(⑤)
![1つデータを入力する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_flashfill5.png)
次にセル「D3」を選択します。表内のD列であればどこでも大丈夫です。(⑥)
「データ」タブを選択します。(⑦)
「データツール」グループの「フラッシュフィル」をクリックします。(⑧)
※なお、フラッシュフィルのショートカット、「Ctrl」+「E」でもできます。
![フラッシュフィルを実行する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_flashfill6.png)
そうすると、「名」が抽出されました。
![のこりのセルに「名」が自動的に入力される](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_flashfill7.png)
フラッシュフィルの注意点
使用するデータはすべて同じ規則で入力されている必要があります。例えば、先ほどの氏名の時のように、半角と全角が混在していたりすると正しく実行できません。
以下に期待通りにできない例を紹介します。
下の表のように「住所」から「都道府県」を抽出します。
セル「C3」に「東京都」と入力し、フラッシュフィルを実行すると、
![都道府県を抽出する](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_flashfill10.png)
下のように実行されます。セル「C8」のように「神奈川」と抽出されてしまっています。これは単純に左から3文字分抽出されたためになります。以下のようなケースでは関数を使用して抽出する必要があります。
![「神奈川」が正しく抽出することができなかった](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2023/12/Excel_flashfill11.png)
まとめ
フラッシュフィルは、Excelの便利な機能です。データを自動的に処理することで、作業時間を短縮することができます。ぜひ、活用してみてください。
使用する際は、すべて同じ規則で入力されていることを確認のうえ使用してください。
![](https://curio-kumegawa.com/school/wp-content/uploads/2024/04/excel_article_top.jpg)
Excelの基本的な操作方法から、便利な機能の活用術まで、幅広く紹介しています。
ぜひこちらのページも合わせてご覧ください。
今すぐCHECK