ExcelのMAX関数とは、指定した範囲のセルの中で最大の値を返す関数です。
例えば、「A1」から「A10」までのセルに数値が入っている場合、「=MAX(A1:A10)」と入力すると、その中で最も大きい数値が表示されます。
MAX関数は、データ分析やレポート作成などに役立ちます。
MAX関数の基本的な構文
MAX関数の書式は以下の通りです。
※MAX関数の注意点としては、以下の点が挙げられます。
- 数値以外のデータ(文字列や空白など)は無視されます。
- 論理値(TRUEやFALSE)は数値として扱われます。TRUEは1、FALSEは0として計算されます。
MAX関数の使用方法
MAX関数の具体的な使用例で説明します。
のように各人の得点が書かれた表があり、セル「B12」に最高得点を求めたいとします。
まずセル「B12」を選択します。(①)
次に、「ホーム」タブの右上の「オートSUM」ボタンの▼をクリックします。(②)
一覧から「最大値」を選択します。(③)
そうすると、MAX関数が入力され最大値を求める範囲を聞いてくるので、セル「B2」からセル「B11」をドラッグして選択します。
範囲を選択したら「ENTER」キーを押します。
そうするとセル「B12」に最大値を求めることができました。
このようにMAX関数は、データの最大値を簡単に求めることができます。
まとめ
MAX関数は、Excelで数値の最大値を求める際に便利な関数です。売上データの中から最大の売上を調べたり、製品の品質データの中から最高の品質を調べたりするといったデータ分析やレポート作成など、さまざまな場面で活用することができます。
最大値はMAX関数、最小値はMIN関数になりますのでしっかりと覚えておきましょう。
条件付きで最大値を求めたい場合は、MAXIFS関数を使用します。MAXIFS関数については以下の記事をご覧ください。