Excelで膨大なデータを扱うとき、手動で並べ替えるのは大変です。
SORT関数を使えば、簡単にデータを整理でき、効率的な作業が可能になります。
この記事では、SORT関数を使って数値や文字列を素早く並べ替える方法を紹介します。
この関数は、Microsoft 365とOffice 2021で使用可能になります。
SORT関数の基本的な構文
SORT関数の基本的な構文は次の通りです。
SORT関数の使い方
SORT関数の使い方を紹介します。
下の図の表で、合計の大きい順に並べ替えます。
並べ替えた結果を表示するセルを選択します。(①)
「数式」タブをクリックします。(②)
「関数ライブラリ」グループにある「検索/行列」をクリックします。(③)
関数の一覧から「SORT」をクリックします。(④)
「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。
「配列」に並べ替えを行うセル範囲を指定します。(⑤)
「並べ替えインデックス」に並べ替えの基準となる項目を数値で指定します。(⑥)
今回の例では、「合計」で並べ替えを行うので、配列で指定したセル範囲の7番目の列が「合計」になるため、「7」と指定します。
「並べ替え順序」には、降順で並べ替えたいので、「-1」と入力します。(⑦)
「並べ替え基準」は、行ごとに並べ替えるため、省略します。
OKボタンをクリックします。(⑧)
これで、「合計」の大きい順に並べ替えた結果を表示することができます。
SORT関数は、スピルに対応した関数になります。数式の結果を自動的に隣接するセルに表示します。
まとめ
ExcelのSORT関数を使いこなせば、データの並べ替えを瞬時に実行でき、作業時間の短縮に大きく貢献します。
条件に応じた柔軟な並べ替えも可能なので、これを使えばデータ管理がさらにスムーズになるはずです。
記事のまとめ
- SORT関数は、指定した範囲のデータを、列番号、並べ替え順序、並べ替え方向に基づいて簡単に並べ替えることができる
- SORT関数の構文は、「=SORT(範囲, [列番号], [順序], [並べ替え方向])」