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Excel(エクセル)のMIN関数で数値の最小値を求める方法

ExcelのMIN関数とは、指定した範囲のセルの中で最小値を返す関数です。

例えば、「A1」から「A10」までのセルに数値が入っている場合、「=MIN(A1:A10)」と入力すると、その中で最も小さい数値が表示されます。

MIN関数は、データ分析や統計などによく使われます。

記事内容

今回は、ExcelのMIN関数で数値の最小値を求める方法を紹介します。

MIN関数の基本的な構文

MIN関数の書式は以下の通りです。

MIN関数の書式

=MIN(数値1, [数値2], …)

  • 数値1は必須の引数で、最小値を求めたい数値またはセル範囲を指定します。数値2以降は任意の引数で、複数の数値やセル範囲を指定できます。最大で255個まで指定できます。

※MIN関数の注意点としては、以下の点が挙げられます。

  • 空白のセルや文字列は無視されます。
  • 負の数値も考慮されます。例えば、-5と3の中で最小値は-5です。
  • エラー値を含むセル範囲を指定すると、エラー値が返されます。

MIN関数の使用方法

MIN関数の具体的な使用例で説明します。

上記表のように各人の得点が書かれた表があり、セル「B12」に最低点を求めたいとします。

まずセル「B12」を選択します。(①)

次に、「ホーム」タブの右上の「オートSUM」ボタンの▼をクリックします。(②)

一覧から「最小値」を選択します。(③)

そうすると、MIN関数が入力され最小値を求める範囲を聞いてくるので、セル「B2」からセル「B11」をドラッグして選択します。

範囲を選択したのち、「ENTER」キーを押します。

そうするとセル「B12」に最小値を求めることができました。
このようにMIN関数は、データの最小値を簡単に求めることができます。

まとめ

MIN関数は、Excelで数値の最小値を求める際に便利な関数です。売上データの中から最低の売上を調べたり、製品の品質データの中から最低の品質を調べたりするといったデータ分析やレポート作成など、さまざまな場面で活用することができます。

最大値はMAX関数、最小値はMIN関数になりますのでしっかりと覚えておきましょう。

MAX関数に関してはこちらも参照

条件付きで最小値を求めたい場合は、MINIFS関数を使用します。MINIFS関数については以下の記事をご覧ください。

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